シングルのカップリングって、名曲の宝庫だと思いませんか?

大衆受けを度外視した、より「そのアーティストらしい」色合いの楽曲が多い気がして、コアなファンは表題曲よりもカップリングを好むことが多い…なんていう状況も、うなずける気がします。

今回紹介する「クランベリーとパンケーキ」は、米津玄師さんの大ヒットシングル「Lemon」に同時収録されたナンバーです。

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ドラマの主題歌でもあったLemonに比べれば、世間的な知名度はずいぶんと劣るのでしょうが、一風変わった歌詞や曲調がクセになると、一部で熱狂的な支持を集めているんですよね。

が、それと同時に、「サザンっぽい雰囲気の作品だよね」「桑田佳祐が作った曲かと思った!」といった感想も出ているようで…。

う~ん、米津さんが「桑田さんを真似ている」ということなのでしょうか?

考察してみたいと思います。

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「言葉遊び」とちょっと毒のある歌詞

まずは「クランベリーとパンケーキ」について、米津作品の独自性には欠かせない「歌詞」をチェックしてみましょう。

不意に見かけたブロンズの女神の お臍に煙草擦り付けて笑う
思い返せば馬鹿げている 大体そんな毎日
その日限りの甘い夜を抜け
今じゃ彷徨う惨めなストーリーライター
誰かわたしと踊りましょう なんてその気もないのに

ヒッピヒッピシェイク ダンディダンディドンで
クランベリーのジャムでも作ろうね
パンケーキと一緒に食べようね ほら丁寧に切り分けて
ヒッピヒッピシェイク ダンディダンディドンで
全部頬張って隠してしまえ
やがて熱さにも耐えかねて
嗚呼きみは吐き出した

戯れ哀れハメ外すあまり 足滑らせて砂を噛むばかり
憶えちゃいない痣だらけ 大体そんな毎日
廃墟だらけのメルヘン市街じゃ マセガキ達が隠れてキスする
涙交じりの恋になりませんように

ヒッピヒッピシェイク ダンディダンディドンで
ランドリーまで歩いてこうね
汚れたシーツを洗おうね ほら丁寧に取り分けて
ヒッピヒッピシェイク ダンディダンディドンで
もう一度浮かれた祈りの方へ
こんな馬鹿な歌ですいません
嗚呼毎度ありがたし

微睡んでいたい きみみたいに この宇宙が 終わるまで
微睡んでいたい きみと一緒に この世界が 終わるまで

ヒッピヒッピシェイク ダンディダンディドンで
クランベリーのジャムでも作ろうね
パンケーキと一緒に食べようね ほら丁寧に切り分けて
ヒッピヒッピシェイク ダンディダンディドンで
全部頬張って隠してしまえ
やがて熱さにも耐えかねて
嗚呼きみは吐き出した

こんな馬鹿な歌ですいません
嗚呼毎度ありがたし

可愛らしい楽曲名からは想像もできない、ちょっと毒のある内容ですね。

単語のチョイスや日常使いしないような漢字表記を多用している部分については、椎名林檎さんの世界観をほうふつとさせます。

印象的な音を並べた「言葉遊び」の要素も垣間見えると感じました。

ちなみにご本人の解説によると、こちらは毎日のように朝まで飲み歩く生活を送る米津さんが、自身の「二日酔い気分」を音楽に起こした楽曲なんだそうです!

そう考えると、一見では支離滅裂にも感じる独特な歌詞の内容にも、納得がいくように思えます。

「こんな馬鹿な歌ですいません 嗚呼毎度ありがたし」というパートも、米津さんの「素」なメッセージなのかもしれませんね。

このような情報から察すると、こちらの楽曲には程よい遊び心が加えられていて、ある程度「自由度の高い状況」で生み出されたんだろうな~、なんていう想像をしちゃいます。

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椎名林檎や桑田佳祐を彷彿とさせる昭和歌謡風ポップソング


次にメロディですが、確かにサザンのテイストに重なる部分はありますね。

ちょっと昭和の歌謡曲チックな部分など特に…。

また、やはり椎名林檎さんの作品を連想したリスナーもいたようです。

音に対する歌詞の乗せ方や歌い方なんかも、ちょっと桑田さんっぽいかな~。

個人的には「そっくり」とか、まして「パクリ」のレベルだとは思えませんが。

しかしながら、米津さんは他のアーティストを「リスペクト」するかたちで楽曲を作ることがあるそうなので、もしかしたら「クランベリーとパンケーキ」は、桑田さんの音楽活動に対する敬意を表したものであったり、何らかの「インスパイア」を受けて作られたものだという推測は、十分成り立つ気がします。

一方の桑田さんも、米津さんの「Flowerwall」をイチオシ曲として紹介したことがあるため、その才能を認めていることは間違いないでしょう。

この話を米津さんが知らないはずもないでしょうから、もしかすると「クランベリーとパンケーキ」は、自身の作品を評価してくれた桑田さんへの「返歌」のようなものだったのかもしれませんね。

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