シンガー・ソングライター米津 玄師さんの大ヒット曲「Lemon」。
リリースされたのは2018年3月14日ということで、おおむね一年前にまでさかのぼりますが、現在も作品の魅力や話題性は全く衰えるところを知らず、ふと街に出ても頻繁に流れてくる印象ですよね。
そんな名曲・Lemonにからみ、「2つのMVが存在するらしい」との噂が流れています。
これは一体、どういうことなのでしょう?
「Lemon」MVの別バージョンは存在した!
「Lemon」のMVといえば、その独特の世界観によって発売当初から大きな注目を集めていました。
同作が人の死を扱う法医解剖医をテーマにしたドラマ「アンナチュラル」の主題歌であったことから、MVも「レクイエム(死者に捧げるミサ曲)」をモチーフとして教会にて撮影されることとなります。
映像作家・ダンサーとして活躍する吉開 菜央さんのパフォーマンスや、葬列に並んでいるかのような外国人たちを背に歌う米津さんの情感たっぷりの姿には、多くの人たちが心を揺さぶられたことでしょう。
さて、今回関心を集めている「別バージョンのPV」に話題を移しますね。
Instagramに存在する米津さんの公式STAFFアカウント「reissue_records」の投稿をチェックしたところ、該当の映像に行き着くことができました。
早速視聴してみてください。
別バージョンは広告用に作られたもの?
インスタ版のLemonも既存のMVとそっくり同じように感じます。
撮影場所はおそらく共通していますし、全体的な仕上がりも元の映像の一部を抽出したかのように似ていますよね。
ただよくよく鑑賞してみると、背景にいるはずの「群衆」の姿が一切見当たりません。
米津さんが歌う姿のみがひたすらフォーカスされているのです。
とはいえ情報が選別されている分、より一層米津さんのパフォーマンスに酔いしれることができますし、ピックアップされている部分が同曲の一番盛り上がるパートなので、物足りなさを感じないんですよ!
時間は短いながらも一つの鑑賞物として完成されているのです。
そういったわけで、こちらのショートムービーはLemonをPRするための「CM」だと考えられますね。
Lemonはこれまでにもドラマの主題歌やソフトバンクのCM曲として起用されてきましたが、こちらの映像は別コンテンツのタイアップではなく、「Lemonという楽曲自体のCM」である可能性が高いでしょう。
映像の終わりにはタイトルや発売日等、作品の詳細が明記されていますしね!
画面上に米津さん本人しか登場しないのも、アーティストや音楽をストレートに売り込むための手法であると推察します。
既存のMVは一つの作品として「想い」を伝えるために制作されたもの、そして別バージョンのPVはいわば「米津 玄師およびLemonという作品の名刺」としてプロモーションに重きを置いて用意されたと考えれば、何となく合点がいく気もしませんか^^?
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