先日、当ブログにてマンガアプリ「ピッコマ」の人気シリーズ「遭遇」の第37話「恋愛相談」のオチを解説したところ、思ったより反響があったため、今回も「遭遇」シリーズから別の作品を紹介したいと思います。
「遭遇」シリーズはちょっとオチが分かりにくい作品が多く、「結局、何が言いたかったの？」といった感じでモヤモヤが残ると気持ちが悪いですよね(笑)
今回解説するのは、第35話の「グループトーク」になります。
エリとまちるだの関係性、特徴に着目してみる
この話は登場人物の特徴と関係性を理解して読んでいくのがポイントです。
まずは、登場人物のおさらいです。
以下の5人になります。
・友里
・Miki.W
・まどか
・エリ
・まちるだ
文面から、5人の女友達によるグループトークになります。
先ほど、登場人物の特徴と関係性を理解するのがポイントだと言いましたが、5人全員に着目する必要はありません。余計にオチが分からなくなります(笑)
実際に着目するのはエリとまちるだの2人だけで十分です。
残りの3人は特に区別する必要はありません。
メッセージを見て「エリとまちるだ以外の人物の発言」と分かれば良いという事です。
エリとまちるだの特徴と関係性ですが、
・まちるだのメッセージはひらがなのみで、顔文字をよく使う
・まちるだとエリは仲が悪く、よくケンカをしている
この2点を理解した上で、もう一度作品を読んでみて下さい。
繰り返しになりますが、エリとまちるだ以外の人物は特に意識する必要はありません。
メッセージを読んで「エリとまちるだ以外の発言」と分かれば良いです。
話の分岐点からオチを推測
どうでしょうか？オチは分かりましたか？
分からなかった方のためにもう少し解説します。
この話の分岐点はエリの以下の発言です。
え…ねぇ今なんか
押し入れから音したんだけど…
どうしよ…
これ以降、しばらくエリのメッセージが無くなり、他のメンバーは慌ててエリに電話しますが繋がりません。
その後、エリと連絡が繋がりますが、メッセージの内容がいつものエリっぽくありません。
全て変換無しのひらがなに、顔文字…これは、まちるだのメッセージ特徴です。
先ほどのエリのメッセージ
え…ねぇ今なんか
押し入れから音したんだけど…
どうしよ…
このメッセージ以降、まちるだは一度も発言をしていません。
実はエリの押入れに潜んでいたのはまちるだで、エリを殺した後、エリのスマホからエリを装ってメッセージを送ったと推測できます。
え…ねぇ今なんか
押し入れから音したんだけど…
どうしよ…
これはエリの最後のメッセージで、それ以降のエリ発信のメッセージはまちるだという事です。
上辺では仲良くしている女子グループの憎しみや怖さを描いた作品と言えます。
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