なぜNHKの受信料は高いのか?どのように金額が決まっているかも解説

お金って、使うときは一瞬なのに、なかなか貯まらないものですよね。

最近、生活環境に変化が起きたこともあり、どこかに節約できる支出はないかと見直しを行っている最中です。

そんな私の心にふとよぎった疑問が一つ。

「NHKの受信料って高くないか!?」

NHKの受信料は各条件によって上下するものの、ざっくり下記のような具合です。なお衛星契約というのは、地上放送(NHK)の他にBSなども視聴可能な契約のことですね。

継続振込等で支払う場合

地上契約(1か月)・・・ 1,310円
地上契約(1年) ・・・14,545円
衛星契約(1か月)・・・ 2,280円
衛星契約(1年) ・・・25,320円

口座・クレジット支払の場合

地上契約(1か月)・・・ 1,260円
地上契約(1年) ・・・13,990円
衛星契約(1か月)・・・ 2,230円
衛星契約(1年) ・・・24,770円

割引が適用される口振の一年契約で、地上放送のみ視聴を選んだとしても、13,990円は必要なわけですよ…。

それを、受信設備を有す人たちみんなが払わなければならないというのですから、とてつもない金額になりますよね!

「NHKの受信料は高い」と言われたって仕方ない気がするのですが、どういった根拠でこのような状況がまかり通っているのでしょうか?

視聴率競争にとらわれずに公正で質の高い番組を届けるため?

そもそも、「なぜ受信料を払わなければならないか」という話になるのですが。

NHKの説明に目を落とすと、「スポンサーが支払う広告料を財源としないNHKは、公共放送として、“いつでも、どこでも、誰にでも、確かな情報や豊かな文化を分け隔てなく伝える”役割を担っており、視聴率競争にとらわれずに公正で質の高い番組を届けるため、受信料を必要としている」のだそうです。

そして、「高い」とされる受信料の金額も、「収支予算の国会承認によって決まる」という明確な算出根拠を持っているというのが、NHKの言い分です。

まぁ、言いたいことは分かりますが、全面的に納得…とはいかないですね^^;

個人的には、受信料を徴収して回る人たちの人件費などに多額の予算が割かれている気がして、NHKの主張する「質の高い放送」に対し純粋に注がれる金額を目減りさせているように思えて仕方ありません。

また、徴収の仕方が公平性を欠いている点もやはり問題でしょう。

支払い義務や罰則規定があいまいなせいで、受信料を支払わない多くの人たちが見過ごされているという状況は、いまだに続いていますよね。

結果、馬鹿正直(あえてこう言わせてください!)に料金を納める一部の人たちへ負担が集中し、受信料が安くできない…ということはないのでしょうか?

以上のことから、
・義務を有す全員から公平に徴収できる法令の整備
・他の税金と同様に、集金人を必要としない徴収システムの構築

が叶えば、より効率的で納得度の高い受信料の集金が可能になると考えます。

人件費については、集金人に限らず見直すべき点もあるかもしれませんが。

その上で、国民が納得するような質の高い番組を制作してくれれば、もう言うことなしですよ!

いろいろ偉そうに書いてしまいしたが(笑)、私としては、Eテレで放送中の「0655・2355」は毎日一番楽しみな番組と言っても過言ではないですし、NHKのことが嫌いというわけではないのです。

だからこそ、多くの人が疑問を呈し続けている受信料制度については今一度見直しを行い、皆が納得の上で放送を楽しめるような環境を整備してほしいと切に感じます!


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