18日に江陵(カンヌン)スピードスケート競技場で行われたスピードスケート女子500メートル。
日本の小平奈緒選手が、3度目となるオリンピックの舞台で初めての金メダルを獲得しました!
いや~、これまでの成績から「金を獲れない方がおかしい」なんて言われていましたが、世界中から向けられるプレッシャーに打ち勝ち、期待通りの成績を残すことがどれほど難しかったか…。
想像もできませんよね。
レース後に繰り広げられた光景もまた、観る者の心に大きな感動をもたらしたと思います。
小平選手が、2位になって泣き崩れる韓国・李相花選手の肩を抱き、その健闘を称えるようにずっと何かを話し掛けていたのです。
内容は聞き取れないにしても、その暖かな情景には胸が熱くなってしましましたよ。
それにしても、小平選手と李選手って、何語でコミュニケーションを取っているのでしょう?
また、とても親しそうに見えましたが、これまでにも二人の間には親交があったのでしょうか?
競技場の内外で親しい関係
調べたところ、二人はかなり前から、国際大会で競い合いながら友情を築いてきた仲だということが分かりました。
この日に限らず競技場の内外で、「よき友人」として互いのことを思いやってきたそうなんです。
2010年バンクーバーと2014年ソチオリンピックで2つの金メダルを獲得している李選手は、小平選手にしてみれば尊敬の対象でもあったみたいですね。
ちなみに両者がコミュニケーションを取る際には、日本語・韓国語・英語を織り交ぜながら会話を行っているということでした。
レース直後の会話を紹介
なお、18日に行われた小平選手のインタビューから、二人のレース直後の詳しい会話内容も判明しています。
まずは小平選手が李選手に対して韓国語で、「チャレッソ(頑張ったね)」と声を掛けたそうです。
続いて英語で「I still respect you(私はまだあなたのことをリスペクトしています)」と伝え、過去2回のオリンピック連覇を含む李選手の偉大な功績を讃えたといいます。
「これまで相花にたくさんの重圧が掛かっていることを知っていた。この重圧を克服した李相花の努力に拍手を送りたい。今後も仰ぎ見る存在」という小平選手の言葉からは、競技を同じくする選手に対してのリスペクトと同時に、「友人」としての思いやりまでもが伝わってくると思いませんか?
テレビ画面越しに伝わる様子からも、二人がかなり深い「絆」でつながっていることが見て取れる気がしました。
現在日韓の関係は良好だとは言いづらいですが、このような各人の「心の交流」が、両国の懸け橋になってくれれば良いですよね!
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