先日、関西に住む知人たちと私立大学の話題になった際、ここのところ「近畿大学」の注目度がかなりアップしているとの情報を耳にしました。
関西の私大といえばやはり「関関同立」の人気が根強く、一方の近畿大学は「Fラン」との認識もあったように感じるのですが、その実情は全く違うのかもしれませんね。
ということで今回は、近畿大学はFランクに該当するか否かについて調べつつ、世間的な評判なども深掘りしてみました。
近畿大学の偏差値は?
河合塾の「入試難易予想ランキング表」を参考に近畿大学の偏差値をまとめると以下のようになります。
※スポーツ系、芸術系、医学、薬学、歯学、二部の学部・学科は含めていません。
大学名 | 学部 | 偏差値 |
---|---|---|
近畿 | 文芸 | 50~62.5 |
総合社会 | 52.5~57.5 | |
国際 | 50~52.5 | |
法 | 55~57.5 | |
経済 | 52.5~55 | |
経営 | 50~57.5 | |
工 | 42.5~50 | |
建築 | 52.5~55 | |
理工 | 47.5~52.5 | |
生物理工 | 40~50 | |
産業理工 | 42.5~47.5 | |
農 | 47.5~55 |
当ブログのFランク大学の基準①②に近畿大学は該当しません。
①BF(ボーダーフリー)の学部・学科を有する大学
②偏差値が37.4以下(35.0)の学部・学科(理系は除く)を有する大学
③「日東駒専」未満の大学
上記のいずれかに該当する大学は世間でFランク大学と言われる傾向にあります。詳しくはコチラを参照。
近畿大学は「産近甲龍」を抜けた!?
(※大学名をクリックすると個別のFラン判定記事にとびます)
当サイトではFランクの定義として「日東駒専未満」であることを上げています。
近畿大学自体の大学群は「産近甲龍」であり、関東・関西の違いこそありますが、ざっくりと「その地域の中堅私立大学群」に分類されているという点では、日東駒専と同等レベルであると言えるでしょう。
ちなみに「産近甲龍」とは京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学の4校を指します。
よって、近畿大学はFランク大学の基準③を満たしません。
それどころか近年は「近畿大学はもはや産近甲龍ではなく、関関同立と同じくらいの地位まで上がってきている」「既に関西大学は抜き去ったと言っても良い。現状に即すならば、これからの大学群は関近同立だ」といった見方まで出始めているらしいのです!
日本屈指の人気を誇る近畿大学!
そもそもの部分で、近畿大学は以前より根強い人気を誇る学校ではありました。
90年もの歴史を持つ全国有数の総合大学として、全国6キャンパスにトップレベルの教育・研究環境を整えており、ハードの部分でいっても非常に見どころは多かったんですね。
そこへきて独自のメディア戦略や、全国初となる出願完全インターネット化などの取組が功を奏し、2014年度の一般入試志願者数では首都圏以外の大学で初めて「志願者数日本一」に輝きました。
このような潮流の中で、当然優秀な学生の確保も進んでいったものと思われます。
実際、就職活動においても目覚ましい成果が上がってきていますね。
誰もが知るような一流企業においても「新卒採用の人数が関西大学を上回った」との報告が流れ始めていますし、特に上位層は関西の学生に絶大な人気を誇る「三井住友銀行」への入社も果たしています。
以前は「関関同立と比べ、学歴フィルターではじかれることが多い」ともいわれた近畿大学の就職事情ですが、そのようなリスクも低くなってきているのかもしれません。
それでも、今はまだ関西大学の方が地位は上かな?という気もしつつ、「伸びしろ」で見れば近畿大学のポテンシャルは凄まじいです。
同校へ通っている学生たちからも「授業内容が充実している」「環境が整っており、勉学に集中できる」等、満足できる大学との評価が上がっていますよ^^
そんなわけで、Fランクどころか、現在の近畿大学は関関同立に追いつけ追い越せというレベルまで辿り着いている様子です!
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