巨人より、FAで獲得した炭谷 銀仁朗捕手の人的補償として、内海 哲也投手の西武への移籍が決まったと発表がありました。
2003年に自由獲得枠で入団した内海投手は、巨人一筋15年のベテランであり、生え抜きの元エースというかなりの功労者です。
2度の最多勝獲得や通算133勝という記録はもちろん、その人柄も素晴らしいとのことで、チームの精神的支柱であったともいいますね。
そのような選手との突然の別れに巨人ファンの落胆ぶりは凄まじく、「またすぐにでも戻ってきて!」という悲痛な叫びが相次いでいます。
しかし実際のところ、内海選手がすぐに巨人へ戻るなんてことは可能なのでしょうか?
炭谷選手のようにFA制度を使えば良さそうではありますが、内海選手自身がFA権を取得しているのかどうかも気に掛かります。
巨人も内海も復帰を熱望!?
西武への移籍を本人に告げた際、巨人の石井球団社長は「いつの日か再びジャイアンツに戻ってきて」と口にしたといいます。
これを受けた内海選手も「ひと回りもふた回りも大きくなってジャイアンツに戻ってこられるようにしたい」と力強く語り、新天地での活躍を誓ったそうですね。
私はこのやり取りを「今回の経験を活かし、将来的には巨人のコーチとして働いてね!」という意味であると解釈したのですが、多くの巨人ファンは選手・内海の復帰を願い、「引退は絶対に巨人で」と熱望している様子でした。
そして実際に、この願いはかなう可能性ゼロの夢物語というわけでもないんです。
なぜなら内海選手はすでに、FA権を取得しているんですよ!
既に取得したFA権を、行使することなく「保有」している状態のため、内海選手と巨人の双方が望むのであれば、来オフにでも復帰が実現します^^;
炭谷FAの人的補償で失った内海選手を、これまたFA制度にて復帰させ、その人的補償として次は別の誰かが西武に行くことになるかも…なんて、はたから見れば滑稽にすら思えるのですが、ルール上は何ら問題ないわけですよ。
できるにしても実際に行動へ移す可能性は少ないと私は見ますが、内海選手が人的補償になること自体がかなりの衝撃でしたからね。
あり得ない話ではないのでしょう。
西武サイドもリスクは承知済み
#埼玉西武ライオンズ への移籍が決まった #内海哲也 投手からファンの皆様へメッセージです。
内海哲也投手の移籍についての詳細は公式サイトで⇒https://t.co/zDNJhwaSBk#巨人 #ジャイアンツ #giants pic.twitter.com/TCqMheuCi0
— 読売ジャイアンツ(Giants) (@TokyoGiants) 2018年12月20日
なお当然ながら、このような状況については西武サイドも全て把握済みです。
西武の渡辺 久信シニアディレクターは、内海が1年でチームを離れる可能性に言及し、「もちろんそこは認識している。でも、彼が1年間しっかり仕事をしてくれれば、移籍することになっても獲得した意味はある」と、意に介さないとの考えを強調しました。
西武は内海選手に対し、戦力としての活躍に加えて「若手への教材」という役割も期待しているといいますし、FA権保持のリスクがあっても「西武というチームをもう一回り大きくしてくれる人材」だと判断したのでしょうね。
内海選手の今後の動向については来オフも含めて注目していきたいです!
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