今年1月に1stシングル「MAGIC HOUR」で日本デビューを果たしたTOMORROW X TOGETHER(以下、TXT)が1月24日放送の「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)に出演し、デビューシングルの収録曲である「9と4分の3番線で君を待つ(Run Away)[Japanese Ver.]」を披露しました!

SOOBIN(リーダー)・YEONJUN・BEOMGYU・TAEHYUN・HUENINGKAIからなる5人組のボーイズグループTXTは、BTSの弟分ということもあり、本国でのデビュー前から日本においても大いに注目を集めていましたからね。

初生出演となったミュージックステーションの放送直後より反響が相次いでいますが、少なからぬ視聴者が「曲のタイトルにある“9と4分の3番線”って、そもそも何?」と首を傾げている模様です。

確かに予備知識がないと「9と4分の3番線」という表現の意味、ひいては歌に込められたメッセージを正しく理解することは難しいと感じるので、解説を加えてみました。



「9と4分の3番線」とは!?

(画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/キングス・クロス駅)

結論から申しますと「9と4分の3番線」とは、世界中にファンを持つイギリスのファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズにて、ホグワーツ魔法魔術学校に向かう生徒たちが駅の9番線と10番線の間の壁にカートを押して消えていくシーンで知られる“魔法ワールドへの入り口”のことを指します。

現実にはあり得ないホームの番号やエレベーター階が異世界との境になっている物語はしばしばみられ、例えば映画「マルコヴィッチの穴」では“7階と8階の間=7と1/2階”なるものが登場するのですが、とりわけ有名なハリー・ポッターの設定が象徴的に用いられたかたちでしょう。

ちなみにロンドン中心部の主要鉄道ターミナル「キングス・クロス駅」には、ハリー・ポッターの映画内に登場する「9と4分の3番線」を再現した記念撮影ができるブースがあり、人気の観光スポットになっています。

当然ながら実際にこちらのブースが魔法ワールドへつながっているわけではないものの、多くの方が物語の世界観に浸りつつ、“ここから旅立てば日常を捨て、夢の世界に飛び込むことができるかも…”と想像を巡らせているわけですね^^

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歌に込められたメッセージを考察!

さて「9と4分の3番線で君を待つ(Run Away)」のMVは、ゲームセンター“9と4分の3”をバックに、TXTの個性が際立つ印象的な振付から物語がスタートします。

躍動的なダンスとパフォーマンスに絡み合う魔法の演出が見どころで、“ここではないどこかへと繋がる扉”を開いて乗り込んだフリュームライドが向かった先はゲームの世界だった…というワクワクの展開を楽しむことができますね。

SF映画さながらの遊び心に満ちたマジカルなMVや、歌の中に登場する「ビビディバビディ」という呪文のようなフレーズを鑑みても、同楽曲の大きなテーマが“魔法”であることは明白でしょう。

加えて「汽車に乗り込め目指せmagic island」との歌詞を読むと、「9と4分の3番線」という表現がやはりハリー・ポッターから取られたものであると確信することができます。

ちなみに「9と4分の3番線で君を待つ(Run Away)」は、鉄琴を使ったメランコリーなリフやディストーションの効いたギターといったサウンドが特徴的な、かなりコンセプチュアルな作品に仕上がっています。

サウンドの点でもリードトラックというよりはアルバム収録曲のような奥深い魅力があり、そこへきて「9と4分の3番線」という思い切ったタイトルですから、TXTにとっても“挑戦”の一曲といえそうです。

それでもタイトルの意味を掘り下げたうえで曲を鑑賞すると、ハリー・ポッターのネタをベースに、“今が辛くとも、二人が手を取り合って壁を破れば新しい世界に飛び込めるよ。恐れないで、共に一歩踏み出そう”というストレートなメッセージが見えてくる気がしますね^^

聞けば聞くほどに、滋味深い作品といえそうです。

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