マイクの前の網は何の意味がある?レコーディングで必ず必要なのか調べてみた

マイクの前の網って何なの?

アーティストがレコーディングする際に、マイクの前に黒色の丸い網がつけられているのをよく見かけます。

一発撮りパフォーマンスとして人気のYouTube動画「THE FIRST TAKE」でも、マイクの前の丸い黒網が付けられていることが多いです。

このネット状の黒いシートみたいなものは、レコーディング時には必ず必要なのでしょうか?

また、付けているのといないのでは何が違うのでしょうか?

今回はマイク前の黒色の丸い網について、名称や役割などを具体的に調べてみました。

マイクの前の網は何の意味がある?

マイクの前の網は何は、「ポップガード」と呼ばれるものです。

ポップガードの役割は主に、ポップノイズ(パピプペポといった破裂音がマイクに入ったときのノイズ。吹かれ音)をカットし、呼気に混ざる湿気をガードすること。

録音時のポップ音を軽減・除去するとともに、物理的に発生する振動や床から伝わってしまう振動などからコンデンサーマイクを隔離してくれるので、マイク周りの環境が非常に良くなります。

要は、風がマイクに当たってしまったときに発生するような“ボッ”というあの音を、うまく取り除いてくれるわけですね。

加えて、唾飛びなどによる汚れをしっかりガードしてくれるほか、マイクとの適切な距離を保つ効果も期待できるようです。

マイクの前の網「ポップガード」の使い心地は…?

何となく“プロ御用達アイテム”という印象があるポップガードですが、各種通販サイトなどに目を移してみると、数千円程度で普通に販売されていることが分かりました。

取り付け部分がクリップタイプになっており、様々なタイプのマイクスタンドにサクッと取り付け可能なものも見受けられ、意外と簡単に取り入れることができそうですね。

実際、現在は自宅にて生放送・実況・録音などが行われているケースもめずらしくないことから、快適な録音環境を手に入れるべく、多くの方がポップガードを活用されている模様。

各種SNSをチェックしたところ、

「ポップガードを使ってみたら、“ボフッ”っていう音が全然しなくなって驚いた!期待以上の効果だった」

「鉄のポップガードが数年で錆びてしまった。声を出すときに結構唾が飛んでしまうタイプなので、しっかりマイクを保護してくれたんだな、と」

…といった趣旨の報告が上がっており、その評判もかなり良いようでした。

一方で、「どんなにしゃべり方が良くても、ポップノイズが耳につくと、ポップガードを使っていないんだなと気になってしまう」といった指摘も見られ、クリアな音声で快適な動画作成・動画配信を行うために、ポップガードは必須アイテムと考えている方も少なくなさそう。

前述のとおり、ポップガードは手軽に装着できるので、即座に快適な録音環境を作ることができるほか、YouTubeの動画作成やボーカル録音、ナレーション録音といった様々なシチュエーションにて活用できますから、気になる方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか^^

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