携帯電話大手3社が基地局などの通信設備から中国大手の「ファーウェイ(HUAWEI)」と「ZTE」の製品を除外する方針を固めたことを受け、2社のスマホを使うユーザーたちの間に不安が広がっています。
与党関係者が「ファーウェイの製品を分解したところ、『余計なもの』が見付かった」と発言したこともあって、自分が使っているスマホは安全なのか・情報漏えいといったセキュリティのリスクはないのか…等々、切実な疑問の声が上がっていますね。
実際、現在進行形でファーウェイ製品を使っているユーザーは、どのように対処すべきなのでしょうか?
日本でも愛用者の多い「ファーウェイ」の製品
ここ数年、ファーウェイ・ブランドは日本国内においても急速に認知されるようになっています。
SIMフリースマホにおいて、カメラ性能が高く、コストパフォーマンスに優れているということもあり、日本市場におけるSIMフリースマホシェアは1位を誇っていますね。
NTTドコモやKDDI、ソフトバンクがラインナップの一つとして採用したため、キャリアが認める「品質」も確保できるようになったと理解されていました。
それだけに今回の騒動は、数多く存在するファーウェイ利用者たちに大きな衝撃を与えています。
SNSを見ると、
・ハーウェイはコスパ抜群で気に入ってたんだけど、ここまでの事件になると今後は排除されていくのかな?まぁスパイチップが入ってるんじゃないかなんて言われたら、怖くて購入できないよな
・アメリカの様子を見ても民間レベルでの規制はないと思うんだけど、このままハーウェイ製品を使い続けて大丈夫なんだろうか
・やっぱり中国製には手を出すなってことなのかね。知らないうちにトラブルに巻き込まれることもあり得る
などなど、関連の投稿が複数寄せられていました。
すぐに対応を迫られることはないが…
ということでとにかく大騒動に発展しているハーウェイ問題ですが、ここで覚えておきたいのが「現状、少なくとも個人向けスマホなどにおいて、ハーウェイ製品が個人情報を漏えいしているといった事実は公式には確認されていない」という点です。
脅威があるあると騒ぐだけ騒いで、結果としては何も見付からなかった…という構図だって考えられるんですよね。
しかしながら逆に安全性を立証することだってできませんから、企業側が悪意をもって動けば、いざというときにアップデートのミスを装い時限爆弾のようなトラブルを仕掛けるなんてことも可能となるでしょう。
事実、別の中国メーカーが個人情報を本国に送っていると判明したこともあるので、ファーウェイ製品が今は表に出ていないリスクを内包している可能性がないとは言えません。
ちなみに現状にて利用者の反応を見ると、「とりあえずはそのままハーウェイ製品を使い続ける」という方がほとんどのようで、それはそれですぐにトラブルに巻き込まれるといった恐れはないと思います。
ただ「やはり不安が解消されないので、製品の使用を見合わせる」というのも、一案ではありますね。
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