快進撃を続けるテニスの大坂 なおみ選手。
実力もさることながら、つい心惹かれてしまうその言動にも注目が集まっていますね。
ここのところ、リアルタイムで試合中継をチェックするようになった私がとても気になっているのは、得点時などに発せられる「Come on!」という言葉です。
カモンといえば、日本人でも普通に使うごく簡単な英語だと思うのですが、改めてその意味を問われると答えづらいと思いませんか?
そこで今回は、大坂選手が口にする「Come on」はどのようなニュアンスを含んでいるのかについて考察してみました。
汎用性が高い「Come on」というフレーズ
英和辞典で「Come on」と引くと、こちらのフレーズが非常に多様な意味合いを含んでいることに驚かされます。
時と場合によって、多種多様な使われ方をする言い回しなんですよ。
感覚的にいえば、日本の「ヤバイ」みたいな感じでしょうか。
ヤバイという言葉は、良い場面で「ヤバイ~!」と使われる場合にはとてつもなくポジティブな表現となりますが、失敗したときに「ヤバイ…↓」と言うと、どん底なイメージを受けますよね^^;
更には興奮して我を忘れたときに、特に深い意味もなく「ヤバイヤバイ!」と連呼することもできる非常に便利な言葉です。
Come onも同じで、大坂選手自身、型にはまった想いを表現しているというよりは感情的な部分でこちらの言い回しを好んでいるのではないでしょうか?
大坂選手の「Come on」はどんなニュアンス?
ただ、もう少し具体的に理解するために、辞書を引いて「大坂選手の用法はこれが近いかも!」と感じたものを列挙してみますね。
「さぁ行こう・さぁ来い・さあさあ・頑張って・(後に)ついてこい・良い具合だ」
なるほど、どれもしっくりくる感じがします。
これらをもっと意訳して、「よっしゃ」「キタ!」「次も来いよ」というニュアンスで理解している方も多いようですね。
その他、意味はそこそこに、自分を鼓舞するために大きな声を出している・良いプレイができて歓喜の叫びをあげているといった見方もできるでしょう。
要は、卓球・張本 智和選手の「チョレイ」や、福原 愛選手の「サー!」と同義というわけです。
といっても、当然こちらはオリジナルの表現ではなく、プレイ中に「Come on!」と叫ぶテニスプレイヤーは非常に多いんですよね!
テニスに限らず、英語をネイティブに話すスポーツ選手の間ではとてもポピュラーなフレーズでもあるんです。
もっといえば、観客の中にも「カモ~ン!」と叫びながら応援する人たちもよく見受けられますよ(笑)
「がんばれ、行け~!」といったところでしょうね。
そんなわけで、大坂選手のCome onも「よっしゃ!」程度の軽い意味合いで使われており、その真意を深く追求するよりも「感情的な表現なのだろう」と理解する方が適当なのかな、という感じがします。
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