「戦争」を子供に説明するには?オススメの本も紹介!

最近、「戦争」に絡んだ報道がとても多い気がします。

家族で一緒にニュースを見ているときに、お子さんから「戦争って何?」という素朴な疑問を投げ掛けられて、戸惑う親御さん方も多いのではないでしょうか。

小さな子どもに対し戦争の概念を伝えることって、なかなか難しいですよね。

余りにショッキングなエピソードをそのまま紹介し、幼い心に傷を負わせるような事態になっては大変ですし、かといって「まだ分からなくても良いことなんだよ」などとあいまいな返事をし、その場をとはぐらかすのも違うと思います。

そもそも子育て中の親世代が既に、戦争をじかに知る年齢ではないという点もややこしいところです。

そこで今回は、子どもに向けた戦争の伝え方について、改めて考えてみたいと思います。

平易な言葉で最低限の情報を伝える

子どもに対して戦争を説明するに当たり、難しく考えすぎることはNGです。

あれやこれやと考えすぎ、親の思想を押し付けるかたちになっては、子どもたちが自分自身の心で「考える」機会が奪われてしまいますからね。

よって最低限の情報として、「戦争とは、考え方の違う国同士が大きな喧嘩をすること」「戦争が起きればたくさんの人が死んでしまう」「命はとても大切なもの」といったことを、平易な言葉で伝えることができれば十分なのではないでしょうか。

そして、お子さんの関心を素直に受け止め、「お母さんと一緒に、戦争ってどんなものか考えてみようか?」と提案してみてはいかがでしょう。

その次のステップとしては、自身の中にある不完全な情報を与えるよりも、子ども向けの戦争を題材にした絵本や映画を利用し、家族皆で「戦争とは何か」を考える時間を設けることをおススメします。

子ども向けの戦争をテーマにした作品は?

個人的には、子どものペースに合わせて読み聞かせのできる「絵本」の活用を推奨いたします。

悲惨な戦争の中に幼い命をとじた女の子の姿を描く「ちいちゃんのかげおくり」はとても有名ですし、小さな子ども向けの教材としてはピッタリだと思いますね。

特に原爆について伝えたいなら、「おこりじぞう」なども良いでしょう。

戦時下の動物園を舞台とした「かわいそうなぞう」も胸を打ちます。

また映像作品としては、ジブリ映画の「火垂るの墓」をピックアップする方も多いようです。

全ては理解できないまでも、アニメーションの力を借りることによって、子どもたちが戦争と向き合う手助けができそうですよね。

ただ、どの作品を選ぶかに当たっては、子どもたちは感受性がとても豊かですから、ご両親の視点からその子の性質に合うと思えるものを慎重に与えるように心掛けてください。

難しいテーマだからこそ、家族で一緒になっていろいろな意見を交わすことができれば良いですね^^

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