ここのところは原爆Tシャツ問題など、そのパフォーマンス以外の部分で世間を騒がすことが多かったBTS(防弾少年団)。
しかしながらその実力はやはり疑いようのないもので、ツアーに参戦したファンたちからは「やはり彼らについて行きたい!」との声が多数上がっています。
その際、合言葉のようにして「紫します」「紫しよう」という言い回しが多用されている点に目が留まりました。
おそらく「紫」というキーワードが、BTSとファンだけに通じる特別な意味合いを持っているのだと考えますが、これにはどのような想いが反映されているのでしょう?
語源も含めてリサーチしてみました!
テテが口にする「i purple u」の意図
紫しようというフレーズの起源は、メンバーのテテが使う「i purple u」という言葉にあります。
「purple」といえば「紫の」を意味する英語の形容詞ですが、テテの用法を見てみると、まるで動詞のように表記されていますね。
実はこちらの言い回しは、本来の文法からは外れたテテの造語なんですよ。
「i purple u」は韓国語では보라해(ボラへ)、日本語に直訳すると「紫しよう」という意味合いになります。
ファンたちが好んで使う「紫しよう」は、テテの言葉をストレートに日本語へ直したものだったわけですね^^
それでは、「紫」という色はどこからきたのか?という疑問が湧いてきますが、テテが「i purple u」と発言し、紫というカラーを特別視するようになったルーツは、以前行われたペンミでarmy(BTSファンの呼称)たちが、アミボム(ペンライト)に紫色のカバーを付けたことにありました。
そのときの様子を目にしたテテがスピーチで、「皆さん、紫という色の意味は何か知っていますか?虹色の中で紫が最後の色ですよね。(だから、)紫色は相手を信じてお互いを末永く愛し合おうっていう意味なんです」と話したことが、全ての始まりだったんですよね^^
紫色の背景にこのようなエピソードがあったとは、驚きです。
「紫」は変わらぬ絆の証だった!
ということで紫というキーワードは、BTSとarmyの間に存在する深く変わらぬ絆を示す「象徴」として使用され続けているというわけです。
最近の彼らは本業以外のところでトラブル続きでしたが、ファンたちは紫色をある種の拠り所として、BTSへエールを送り続けているんですね!
確かに、僕たちはいつまでも一緒…なんて応援しているアーティストに言われたら、一生ついて行きたくなる気がします。
テテ自身も、こちらの合言葉を好んで使用する同時に、紫色をしたハートの絵文字を頻繁にチョイスすることで、ファンへの想いをかたちとして表現しているようです。
世界中に熱狂的なファンを持つBTSですが、絵文字であれば誰もが視覚的にメッセージを理解できますし、そういう意味で紫の合言葉は、テテがarmyたちに与えてくれた普遍的な贈り物ともいえそうですよね。
難しい問題もいろいろとありますが、このようにファンを大切に想う気持ちをかたちとして発信し続けてくれるのならば、BTSの人気は今後も維持されていくような気がします。
この記事へのコメント一覧
この記事へのコメントはありません。