もはや、音楽業界において確固たる地位を確立した感のある米津 玄師さん。
その才能は多岐にわたっており、音楽についてはもちろんですが、彼の描くイラストもすごく素敵ですよね。
そして最近では、米津さんの「ダンス」に対する評価がにわかに高まっているようです。
独特の世界観で魅了する米津さんのパフォーマンスですが、彼のダンスは一体どういったジャンル(種類)に分類することができるのでしょう?
米津 玄師が踊るのはコンテンポラリーダンス?
まずは、がっつりとそのダンスを確認することができる「LOSER」のMVを見てみましょう。
なるほど、ものすごく前衛的な印象を受けますね!
安室 奈美恵さんや、流行りのDA PUMPから連想するようなダンスとは、全く別物のように見受けられます。
しかしながら、その型に捕らわれない感情むき出しの動きが何とも魅力的といいますか、目が離せません。
これを観て、実は米津さんって専門的にダンスを習得している人だったの?と思い、その経歴について調べてみたのですが、本人曰くそもそも体を動かすこと自体「テニス部にいた中学生のころが最後」であり、ダンスに取り組んだのはLOSERのMVが初めてというのですから驚きました!
ちなみにこちらの振り付けとダンス指導は、コンテンポラリーダンスの第一人者である辻本 知彦さんが担当されたとのこと。
そういう意味では、米津さんのダンスはコンテンポラリーダンスの流れを汲むと考えて良さそうですね。
なお辻元さんも、米津さんのダンスの才能を絶賛しています。
米津 玄師のダンスは「米津流」といえるもの
ただLOSERのダンスは、初めはもっとカッチリした振り付けがあり、キメなんかも盛り込まれていたらしいのです!
いわゆる、もっと「ダンス然」とした動きだったわけですね。
しかしながら途中で方向性が変わり、もっと米津さん自身の資質をできるかぎり伸ばしていくというスタンスにシフトした結果、あのような独自のダンスが出来上がったのだとか。
とすれば米津さんのダンスは、本人独自の「米津流ダンス」と分類することが適切なのかもしれません。
なおLOSERの他にも、米津さんのダンスを堪能できるMVは存在します。
例えば、こちら。「Flamingo」のMVです。
確かに、LOSERとはまた一風違った仕上がりの動きですね。
まるでマリオネットを観ているような不思議な光景が心を揺さぶります。
これを観ていると、米津さんはダンスのジャンルを明確にカテゴライズしているわけではなく、素直に紡がれる音を受け入れ、感じたままに体を動かしているんだろうなと思いました。
米津さんにとっては、体を動かすこと・絵を描くこと・音楽を奏でることといった全てが表現のツールなのでしょう。
これからも米津さんが、様々な表現手法に挑戦してくれることを期待したいです!
この記事へのコメント一覧
この記事へのコメントはありません。