パナソニックホームズの全館空調システム「エアロハス」に焦点を当てたブランドCMが、何とも心温まる仕上がりです。
「どこでも、うたたね」篇と銘打たれた同CMでは、家のあちこちで遊び疲れて寝てしまった子どもやヘソ天でうたたねする猫の姿がユーモラスに描かれており、底冷えするような真冬でも快適でここちよい家を創出するというエアロハウスの利点がストレートに伝わってきますね。
それにしてもこちらの広告は映像と同じくらい、BGMの雰囲気が素敵だと感じませんか?
優しいメロディに澄んだ男性ボーカルが重なり、思わず聞き入ってしまいます^^
非常にクオリティの高いCMソングで詳細が知りたくなってきたため、曲や歌い手の情報を探りました。
CMソングは誰もが知る童謡の“替え歌”!
さて多くの方がお気づきのこととは思いますが、今回のCMソングは誰もが知っているであろう童謡「雪」の替え歌になっています。
原曲の「雪」は作詞者・作曲者ともに不詳ながら、100年以上前の1911年(明治44年)には既に「尋常小学唱歌(二)」に載っていたことが確認されていますね。
長い年月が経った今も変わらず歌い継がれており、アレンジを加えたバージョンがテレビのBGMやCMソングに採用されることも多いので、私たちにとっては親しみのある一曲です。
とはいえやはり古い歌なりに、歌詞の内容が一部分かりづらい表現になっている点は否めません。
そのあたりを改善し、CMのコンセプトに沿ってかたちを整えたものが、今回流れている「雪」の「どこでも、うたたね」バージョンといえるでしょう。
原曲ではコタツで丸まっていた猫が温かい床の上で大の字になって眠っているなど、技術が進化したことによる変化までさりげなく歌い込まれており、単純にメロディを踏襲するだけではない、細かい“対比”の部分まで面白い内容に仕上がっていますよね^^
CMの音楽を手掛け、歌唱まで務めた人物は?
なお今回「雪」をベースにCMの音楽を魅力たっぷりに仕上げ、自ら歌唱も務めている人物は、音楽制作会社Ongakushitsu Inc.の代表・福島 節(ふくしま せつ)さんです。
福島さんは年間500本を超える広告制作に関わる有名音楽プロデューサーであり、自身で作曲・演奏・歌唱まで行うシンガーソングライターとしても活動していますよ!
代表作は「明光義塾YDKの歌」「日清どん兵衛どんぎつねの歌」「しまじろうのわお!かなピーマン」等で、テレビから彼の手掛けた音楽が流れない日はないというほど大活躍中の福島さん。
2018年からはシンガーソングライターとしての活動を本格化しつつ、平日を東京・週末は香川県直島で過ごすという“二拠点生活”を送っています。
CM音楽等へのかかわり方は様々で、曲のみを提供することもあれば、「どこでも、うたたね」篇のように歌唱まで担当するケースも見受けられますね。
個人的には聞くものの心をほっこり温めてくれる優しい美声が大好きなので、すべてご自身で歌っても良いのに…と考えてしまいますが^^;
ちなみにここ最近で大いに話題を呼んだところでいえば、ユニクロ(UNIQLO)の機能性インナー・ヒートテックの2019年版CM「ヒートテック 冬を生きる、すべての人へ。30sec UNIQLO 2019 Fall/Winter」のCMソングも、福島さん自身が歌唱されていました。
このときに披露された歌は、「アメイジング・グレイス」をアレンジしたものでしたね。
CM放送直後よりSNS等で「歌声も含めて、ユニクロのCMソングがすごく素敵!」と話題を呼んでいたため、ピンとくる方も多いでしょう。
指原莉乃さん出演の「ほけんの窓口」のCM曲も福島さんが歌っています。
こちらの曲名は「モヤモヤソング」といい、2018年から現在もシリーズ化されて放送しているので、一度は耳にしたことがある方も多いと思います。
なお今回改めて関連情報を調べてみると、各種SNSには実際に福島さんと仕事をしたことがあるとの投稿が複数寄せられていました。
投稿者は皆、福島さんの才能のみならず、飾らない人柄や仕事への真摯な取り組み方に感銘を受けている様子でしたよ^^
やはりご本人が魅力的だからこそ、心震わせる音楽を創り出すことができるのでしょうね!
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