BNPパリバ・オープンで初優勝を果たしたテニスの大坂なおみ選手。
世界の名だたるビッグネームを次々と倒しており、今まさに「波に乗っている」アスリートだと言えるでしょう。
彼女の底知れぬポテンシャルについては以前からも話題になっていましたが、バインコーチとの出会いより、その才能が一気に花開いたようですね!
さて今回は、そんな彼女の「国籍」に焦点を当ててみたいと思います。
テニスプレーヤーとしては「日本国籍」を選択している彼女ですが、現在の法的な国籍はというと、「日本」と「アメリカ」の「二重国籍」状態になっているというのです。
「二重国籍」というと、政治家の蓮舫氏が世間を騒がせた件をどうしても連想してしまうのですが、大坂選手が二つの国籍を有すことに関して違法性や問題はないのでしょうか?
また、今後彼女が自らの国籍を一つに絞る場合、日米どちらが選択されるのでしょう。
大坂選手の二重国籍は違法ではない?
まずは、彼女の来歴について紐解いてみましょう。
大坂選手は、1997年生まれの20歳。
もちろん、「大坂なおみ」という名前は本名です。
ハイチ系アメリカ人の父と日本人の母を両親に持ち大阪府大阪市に生まれましたが、彼女が3歳の時に一家がアメリカに移住したため、「日本語より英語の方が流ちょう」に育ったのだそうです。
現在の活動拠点も米・フロリダということですから、大坂選手の日本語がたどたどしいのも無理はありませんね。
以上のような環境を考えると、日本名を持ちアメリカで育った彼女が、現在「二重国籍」であることも至極自然な状態のように思えます。
また、その違法性についても調べてみたのですが、国籍法によれば「日本国籍とともに外国の国籍を持つ多重国籍の状態になった場合、22歳に達するまでが国籍選択をすべき期限」として定められていることが分かりました。
要は、日本と他国との二重国籍を所有する人は、22歳までにどちらかを選択すれば、問題はないということですね!
まだ20歳の大坂選手は、この「猶予期間」の只中にいるのです。
将来的には日本国籍を取得?
しかしながら当然、彼女にも「選択期限」は近付いています。
そこで更に調査を進めると、大坂選手は「東京オリンピックには日本代表で出場したい」と語っていることが分かりました。
日本企業とサポート契約を結んでいるという状況や、彼女自身がたびたび日本への愛着を口にしているということから鑑みても、大坂選手は「日本国籍を取得する」と、ほぼ確実視されているようですよ!
彼女のようなスケールの大きいテニスプレーヤーが日本に誕生するということは、私たちにとっても大変嬉しいニュースとなりますね^^
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