4月1日にスタートしたNHK連続テレビ小説「なつぞら」の主題歌が話題となっています。
タイトルは「優しいあの子」といい、数々の名曲を世に送り出してきた4人組バンド「スピッツ」が、初めて朝ドラに楽曲を提供したかたちですね^^
スピッツ / 優しいあの子の公式MV動画(YouTube)はコチラ
スピッツらしい非常に聞き心地の良いナンバーに仕上がっており、早くもヒットの予感がするのですが、その一方で「以前放送されていた朝ドラの主題歌にそっくり!」との評判が出回っているようです。
あの名曲と瓜二つ!?
優しいあの子がそっくりといわれているのは、シンガーソングライターの「綾香」さんが手掛けた「にじいろ」です。
にじいろは、2014年・NHK連続テレビ小説「花子とアン」の主題歌として書き下ろされました。
優しい世界観と思わず口ずさみたくなるようなメロディは広く愛され、、2016年にはUQ mobileのCMソングとしても起用されるなど、多くの人にとって「聞き覚えのある曲」になっていると感じますね。
そして確かに優しいあの子という作品は、先に発表された名曲・にじいろに相当似ているんですよ^^;
雰囲気に加えて、コード進行もそっくりです!
かつ「朝ドラ主題歌」という共通項から、リスナーの層まで被っていたこともあって、「2曲はそっくり」との認識が急速に広まったのかもしれません。
他にも似ている曲がある?
ただ、パクリやオマージュと言い切るには少し弱いかなぁというのが率直な感想です。
正直に言いますと、優しいあの子って「ありがち」な曲だとは思うんですよね…。
というのも私自身は優しいあの子を初めて聞いたときに、にじいろではなくて、ブルーハーツが1990年にリリースした超有名曲「情熱の薔薇」にそっくりだと感じたんですよ^^;
Twitter等をチェックしてみると、やはり「朝ドラの主題歌、情熱の薔薇じゃん」という投稿が結構見受けられますね!
その数が多かったので、私だけじゃなかったと安心してしまいました(笑)
やはり、数に限りがある「音」を散りばめて作る音楽は、図らずも似通ってしまうという側面を持っているのでしょう。
その中でも人が聞いて心地よいと感じる進行となれば、更に数が絞られますからね;
よってスピッツと綾香さんの楽曲も、偶然似てしまったのだろうと推察します。
大衆性が求められる朝ドラの主題歌とあっては、余り冒険した作品を提供するわけにもいかないでしょうしね…。
ちなみに以前、オレンジレンジの「以心伝心」が、スピッツの「メモリーズ」のパクリではないか?と話題になったことがありましたね。
ただそのときも、メモリーズ自体がドクターマリオのBGMにそっくりだという意見が出て、収拾がつかなくなっていた覚えがあります。
もちろん盗作は許されることではありませんが、「名曲が偶然似てしまうこともある」という点は許容して、その上で光る独自性に目を向けることも大切な気がしました。
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