CDやDVDの販売紹介で「スリーブケース仕様」という言葉をよく見かけます。
初回限定盤で見かける事が多く、三方背ケースと同じ意味のようですが、三方背ケースについては読み方もよく分かりません。
スリーブケース、三方背ケースとはどういった仕様なのでしょうか?
また、ブックレットやデジパック仕様といった言葉もよく目にしますが、今回はこれら仕様の意味や通常CD・DVDとの違いについて調べてみました。
そもそも「スリーブケース」とは…?
まず「スリーブケース」とは、CDやDVDが入ったケースを更に覆うケースのことを指します。
中でも「三方背スリーブケース」は、その名のとおり三方向が背表紙となるタイプのスリーブケースであり、一つだけ空いている面からCDなどを出し入れしますね。
CDやDVDだけでなく、アルバムや辞書にも使われている収納方法で、後者を思い浮かべた方が分かりやすいかも知れません。
ただのプラスチックケースに入っているだけでは何となくありきたりな感じがしてしまうCDも、スリーブを付ければ、ぐっと豪華な印象に。
そのため、初回限定盤や豪華ケースにのみスリーブを付けて、“プレミアム感”を演出する手法がよく取られます。
なお三方背スリーブケースは、前述のとおり“三方向に背”があるものなので、多くの場合「さんぽうせ」と呼ばれています。
しかしながら、三方という言葉の本来の読みは“さんぼう”であることから、「さんぼうせ」とするのが正しいという意見もありますね。
ただ辞書を紐解いてみると、三方の読みは“さんぼう”であるとしながら、「現在は『さんぽう』とも」という補足が見られました。
このことから、「さんぽうせ」「さんぼうせ」どちらの読み方も、間違いではないと言えそうです。
ちなみに三方背の方が人気という印象ですが、「二方背スリーブケース」も存在します。
二方背とは2つの背がある筒形をしたスリーブケースのことで、両サイドから中のケースを取り出すことが可能です。
「ブックレット」「デジパック」についても調査!
続いてCDに添えられた「ブックレット」とは、該当の音楽CDに関するアーティストの写真や楽曲の歌詞などを記した冊子のことで、ページ数が余り多くない点が特徴です。
そして「デジパック」とは、厚紙の台紙にディスクをセットするためのプレスチック製のトレーを貼り付けたものであり、台紙部分は2つ折りや3つ折りになっていますね。
その折った内側の部分に、ブックレットを封入することも可能。
台紙部分に切り込みを入れ、そこに特典を配置しているものも見受けられます。
今回ご紹介したようなスリーブケース・ブックレット・デジパックなどを活用することにより、CDやDVDを様々な仕様にて完成させることができるわけですね!
近年はCDを手に取って購入するという方も少なくなったかも知れませんが、趣向を凝らしたパッケージングが施されていると、つい欲しくなるということもあるでしょう^^
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