SEKAI NO OWARI(以下、セカオワ)の最新アルバム「Lip」と「Eye」が3月11日付のオリコン週間アルバムランキングで1位・2位を独占しました!
こちらの2枚は「ポップな表現を遺憾なく発揮したLip」、セカオワの魅力かつ真骨頂でもある「ダークな側面を凝縮したEye」というふうに異なるコンセプトを持っており、曲の住み分けがなされているということで、大変興味深い試みだと感じましたね^^
さて、今回の話題はそれぞれのアルバムに収録された2つの楽曲が軸になります。
実はアルバムを耳にした多くのファンたちが「Lip収録の向日葵と、Eye収録の夜桜って、メロディーが全く同じに聴こえる!」と指摘しているのです!
実際に2曲は同じメロディーで構成されているのでしょうか。
意図的なものであれば、そこに秘められた作り手の意向も知りたいと思い、リサーチを進めました。
2つの楽曲は全く同じメロディーだった!
結論から申し上げますと、やはり「向日葵」「夜桜」の2曲には全く同じメロディーが採用されているようです!
それでも、この点に気付いた人たちが「同じメロディーだよね…?」と半信半疑だったのは、両楽曲がそれぞれ別のアルバムに収録されていることもあるでしょうが、「曲調と歌詞」が全く別物だったためなんですよ。
向日葵はアップテンポで、曲名のとおり太陽に向かって真っすぐに伸び行くひまわりの花を思わせるような明るい仕上がりです。
一方の夜桜はスローテンポかつしっとりとしており、どちらかといえばせつなさが去来する一曲ですね。
聞き比べた人たちは「共通のメロディーでもアレンジ次第でこうも印象が変わるのか」と舌を巻いている模様です。
「向日葵」「夜桜」は一対の作品である
セカオワサイドはこちらの趣向について、「あえて」のものであると説明しています。
何でもメンバーの深瀬さんが仕上がったメロディーを耳にしたときに2種の歌詞が浮かんできたため、その一つひとつに異なった曲名と歌詞、アレンジを加えて2つの楽曲が生まれたそうなんですね^^
そう考えると、「向日葵」「夜桜」はもともと一つの曲であったということができるでしょう。
ただメロディーが同じであるがゆえに、それぞれの作品が持つ「意味合いの違い」のようなものがより強調されている側面もあると考えます。
それはまるでオセロの黒と白の面のような鮮明さを以って、聴き手の心に訴えかけてきますよね。
とうわけで、「Lip」と「Eye」が対のアルバムになっているように、「向日葵」と「夜桜」も深い関係性のある楽曲だったのです。
一部のファンは、一方のメロディーにもう片方の歌詞を当て込むといった楽しみ方もしているようですよ^^
陰と陽なんていうと余りに陳腐な気もしますが、対極にある2曲を併せて楽しみ、セカオワからのメッセージに思いを馳せるのも良さそうです。
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