京都府舞鶴市で行われた「大相撲春巡業」の土俵上で、あいさつをしていた多々見良三市長が倒れた際、救命処置を行った女性が土俵から下りるよう場内放送で促された件が、大変な問題になっていますね。

倒れた市長はくも膜下出血の手術を受け、命に別条はなしとのことで何よりでしたが、人命救助よりも土俵上は「女人禁制」であるという伝統を優先しようとした相撲協会に、批判が集中しています。

ところで、この件に関して、ニュース上でも幾度となく使用されている「女人禁制」というキーワードなのですが、ナレーションに耳を傾けると、「にょにんきんぜい」と読み上げられているようなんですよ!

私はこれまで「にょにんきんせい」と、濁点を付けない読みが正しいとばかり思っていたのですが、これは間違いなのでしょうか。

「きんぜい」と「きんせい」、どちらが正式な読み方なのか、リサーチしてみました。

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どちらの読みも間違いではない?

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さてさてSNS上の声をチェックしてみると、私のような疑問を抱いた方がやはり大勢いるようでした。

皆さん一様に、「何の疑問もなくきんせいと読み上げていたけど、これは間違いなの!?」という反応です。

う~ん、やはり世間的には「きんせい」読みが浸透しており、今回の報道で「きんぜい」がスタンダードに使われていることが、驚きをもって受け止められているのですね。

そこで辞書を開いてみたところ、出版元によってどちらの読み方を記載しているかが異なることが分かりました。

一部を以下に記載しますね。

■三省堂 大辞林…にょにんきんぜい。にょにんきんせいとも
■実用日本語表現辞典…にょにんきんせい
■歴史民俗用語辞典…ニョニンキンセイ

ふむふむ、これらの辞書を見るに、「どちらの読みも間違いではない」と判断できそうですね!

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「禁制」はもともと「きんぜい」と読まれていたようです

(画像引用:http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/)

それにしても、どうして二つの読み方があるのでしょう?

何だか疑問が残ってしまったので、次に、「禁制」という単語について辞書を引きました。

すると大辞林第三版の解説に、「きんせい【禁制】古くは『きんぜい』」という記載を見付けました!

なるほど、もともとの読み方は「きんぜい」であったものが、次第に「きんせい」も許容されるようになってきた…という解釈が正しいようですね^^

結論としては、「どちらの読みも間違いではないが、本来の読み方は『きんぜい』である」ということになります!

そう考えてみると、言葉も生き物のように、人に使われながら形を変えていくんですね~。

ふとした疑問から、なかなか勉強になりました(笑)!

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