吉本興業が社内改革の一環として、従来の「マネジメント契約」に加えて「専属エージェント契約」制度を導入すると明らかにしました。

11日放送の「ワイドナショー」でも大きくピックアップされていたので、ご存知の方も多いと思います。

しかし素朴な疑問として、2つの契約形態にはどのような違いがあるのでしょう?



マネジメントとエージェントの違いは?

「マネジメント」はなかなか定義が難しい言葉ですが、簡単にいえば「成果を上げるために、組織をまとめ管理すること」程度の意味合いだと考えます。

一方の「エージェント」はもう少し範囲が狭く、「委任あるいは授権された代理権限の範囲内で、本人に代わって取引・契約等をなす者」のことを指し、「代理人」と言い換えることもできるでしょう。

このあたりを押さえておくと少し理解しやすいと思いますが、「マネジメント契約」とは、タレントを育成してメディアに売り込み、更には仕事を取ってくるという「マネジメント」業務全般を芸能事務所が請け負う契約のかたちです。

ここでいうマネジメントには、育成や売り込み営業・契約交渉・スケジュール管理はもちろんのこと、税務や法務・住居サポートといった幅広い役割がトータルに含まれますね。

これに対して「エージェント契約」のスタイルは、タレント自身が主体となって動き、芸能活動に必要な業務ごとに代理人(エージェント)を置くというものです。

欧米では契約・税務・法律といったそれぞれの専門分野について、各エージェントへと委託するやり方が主流ですね。

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エージェント契約のメリット・デメリット

とはいえ日本の芸能界においては、芸能事務所とタレントが「専属マネジメント契約」を結ぶケースがほとんどであり、吉本が「専属エージェント契約」を導入すれば、日本の芸能事務所では初の試みになるといわれています。

なお吉本側が打ち出したエージェント契約の内容は、仕事の獲得や契約交渉・締結、報酬の請求・授与などに関し、タレント個人がマネジメントを行っていくというものですね

このエージェント契約が実現すれば、タレント側は仕事の取捨選択を自分自身で行えるようになるため、嫌な仕事を避けることができます。

ギャラの取り分も、マネジメント契約を結んだ場合に比べてはるかに増えるでしょうね!

ただし裏を返せば、エージェント契約はより「芸人としての実力」が問われるスタイルともいえます。

事務所の後押しがない状態でタレント自身が売り込みを行い、管理していく必要があるわけですから、使い物にならないタレントはどんどん淘汰されていくでしょう。

それゆえ東野 幸治さんも番組内で「今俺がやっているレギュラー番組、ほぼほぼ吉本興業が作ってる番組ばっかりやから、だから専属エージェント契約した瞬間にレギュラーがゼロになる可能性がある」と、不安な心境を吐露していたわけです。

事務所側がおいしい部分だけをさらっていく可能性もあるでしょうし、エージェント契約が理想的なかたちで機能するには、まだまだ課題が多いでしょうね;

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