ここのところ各種掲示板やSNSに向けて、「どうして“化学調味料”というワードは放送禁止用語扱いされているの?」との疑問が相次いで寄せられています。

突然起こったトレンドの背景が分からず、個人的には首を傾げるばかりだったのですが、どうやらネットの闇や都市伝説系のネタで人気のYouTubeのチャンネル「たっくーTVれいでぃお」に取り上げられたことがきっかけのようですね。

それはそうと「化学調味料」のワードが放送禁止用語に当たるという話が本当であれば、確かに放送してはならない理由が理解できません。

何が問題視されているのか分からないだけに、いろいろと背景を深読みしてしまい、底知れぬ“闇”を感じますよね…。

そこで今回は「化学調味料」という表現そのものについて、独自に深掘りしてみました。



確かに「化学調味料」はタブー視されていた!

早速調べを進めてみたところ、「化学調味料」のワードがタブー視されているという話は、まぎれもない事実であることが分かりました。

例えばラーメン店等の取材において店主がうっかり口にしてしまうと、アナウンサーがすかさず「“うま味調味料”のことですね!」と言い換えてフォローする流れになるといいます。

これは全テレビ局を通じて共通の認識となっており、「化学調味料という表現は、うま味調味料と言い換えなければならない」という一種のルールがあるようでした。

ただこの件はいわゆる“不文律”であり、言い換え等の決まりが明文化されているわけではありません。

一方で「味の素」等が中心となる業界団体の名称が、当初の「日本化学調味料工業協会」から1985年の時点で「日本うま味調味料協会」に変更された点を見るにつけても、やはり「化学調味料」という呼称がかなり強力に排除されていったという流れは、無視できない気がします。

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「化学調味料」という表現の印象が悪い…?

そこで日本うま味調味料協会が示した見解に目をとおすと、「化学調味料」という用語は昭和30年代に料理番組等で特定の商品名と区別するために使われ始めたものの、JAS法など行政上の定義は存在せず、不明確な用語であるとの説明が加えられていました。

それゆえ協会としては「化学調味料不使用(無添加)」といった表示はあやふやな用語で、消費者に誤ったイメージを抱かせる恐れもあるという“問題意識”を持っているそうですね。

加えて「正確な情報を伝え、適切な商品選択に役立てることを目的とした食品関連法規の精神・趣旨にも反している」と考えているともいいます。

また第13代・味の素株式会社代表取締役社長である西井 孝明氏は、化学調味料という呼び方が「化学合成している」「石油から作っている」というとんでもない誤解を生みだしてきたと指摘し、言葉の響きから生じる事実とは異なる認識によって“うま味調味料”が否定されているのであれば、それは間違っていると訴えていきたいとの考えを示していますよ。

このような関係者たちの意見に目をとおすうち、どうやら「化学調味料」という表現には二つの問題点があるらしいことが見えてきました。

まずは私たちの中に、「化学=人工的で、健康にも悪いもの」というネガティブなイメージが定着していること。

こと「化学調味料」という言葉が最初に問題視され始めた時代は、環境汚染などの公害問題が大きくなっていた時期ですから、消費者の反応はより敏感なものだったのでしょう。

次に、多くの人が「企業が開発した調味料よりも、お母さんが時間を掛けて手作りした出汁の方が絶対に価値が高くておいしい」と信じ切っているという点も、食品に“化学”というワードを結び付けることが忌み嫌われる要因の一つです。

以上のような様々な背景があり、スポンサーに配慮する意味も込めて、現在は「化学調味料」のワードは避けるようにとの周知が徹底されているようですね!

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