いきなり海外と思しき街の風景が映し出され、目を引くCMがあるなぁと思っていたのですが、調べてみるとAppleのものでした。
「深度コントロール — 背景を思いのままに」と銘打たれた今回のCMは、iPhone XSとiPhone XRに搭載された深度コントロールという機能を紹介するもので、被写界深度を調整して完璧な背景のぼかしを実現すれば、「すべての世界が、美しい背景」になるとPRしています。
なるほど、コンセプトを忠実に再現する美しい映像が仕上がっていますよね^^
ただ、雑然とした街の様子を映しているだけなのにどうしてこれほど心惹かれるのだろうと考えてみると、CM音楽が素晴らしいのだと気が付きました。
繊細なピアノの響きがまるで生き物のように流れており、雑踏の様子を瑞々しいアートにまで仕上げていると感じます。
一体こちらのBGMは、誰の何という曲なのでしょうか?
BGMはFKJの「Tui」
リサーチの結果、ピアノの調べが印象的な同楽曲は、FKJが手掛けた「Tui」という作品であることが判明しました。
CMの映像がなくとも、全編をとおして鑑賞するとやはり非常に美しい曲ですね。
なお「FKJ」というアーティスト名についてですが、正式名称はアルバムのタイトルにもなっている「French Kiwi Juice」といい、その頭文字を取って活動名としているようです。
FKJというアーティストについてさらに深掘りしてみました。
FKJはフランス出身の男性ミュージシャンであり、話題のフレンチ・ハウスレーベル「Roche Musique」を立ち上げた人物の一人としても知られています。
当初はSoundcloud上で楽曲を発表していたのですが、ちょうど1年前の3月にデビュー作となるアルバムをリリースしていますね。
FKJの魅力はソウル・ファンク・ディスコ・エレクトロニックまでを横断するソングライティングにあります。
万能アーティスト「FKJ」
FKJは「演奏」という点においても、非凡な才能をみせているようですよ!
YouTubeをチェックすると、FKJがたった一人でキーボード・ギター・サックス・サンプラー・ベース・ラップトップPC・ボーカルという「七役」をこなしながら楽曲制作する動画が公開されており、ただただ驚愕してしまいました^^;
加えてプロデュース・リミックス・DJ・エンジニア等もこなすということで、FKJはまさに「万能の人」といえそうです。
なお、その動向には大物アーティストたちも注目し、リスペクトの意を表しているのですが、何せまだ正式デビューから一年ほどしか経っていませんからね。
日本における知名度はまだ余りないと感じるものの、今回のCMは大変キャッチーですし、これを機にますますFKJへの関心が高まっていくのではないでしょうか。
一部では「音楽業界で今もっとも注目すべきアーティストの一人」ともいわれていますから、しっかり注目しておきましょう^^
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