ファストファッションの展開で人気を博す、スウェーデンのアパレルメーカー「H&M(エイチ・アンド・エム)」。
そのHoliday 2019 CM「Moments in Between」篇に、スターリングが出演しているのではないかと話題になっています。
と同時に同CMのBGMが素敵と注目している方も多いようなので、出演者とBGMの詳細について、併せてリサーチを進めました。
出演者は本当にスターリングなの!?
まずは出演者について調べてみると、英文の記事ではありますが、「Moments in Between」篇に出演している男性はスターリング本人との情報に行き当たりました。
2019年のクリスマスに向けて制作された今回のCMは、ロンドンの一角にて、スターリングと彼の家族を迎えて撮影されたといいます。
ラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)はジャマイカ・キングストン出身のイングランド人サッカー選手であり、プレミアリーグ・マンチェスター・シティの押しも押されもせぬ中心選手として知られるスターですからね!
SNS等をみると、日本人ファンの多くも「H&MのCMにスターリングが出演してる!」と気が付いたようですが、さすがにその実の家族が共演を果たしているとは、考えもつかなかったのではないでしょうか?
とはいえ実の家族だからこそ自然と温かな雰囲気が醸し出され、今回のような素敵なCMに仕上がったともいえそうですね^^
クリスマスにピッタリのBGM詳細は?
続いてクリスマスを迎える人々の優しい日常を彩るBGMは、「Have Yourself A Merry Little Christmas」というタイトルの作品になります。
同曲はヒュー・マーティンとラルフ・ブレインが作曲を、ジュディ・ガーランドが演奏を務めたもので、発表されたのは何と1944年というのですから、ずいぶんと古い音楽にはなりますね。
その歌詞も当初は第二次世界大戦における兵士の戦いに言及したものでしたが、余りにも重すぎるということで、現在のものに整えられました。
ちなみにHave Yourself A Merry Little Christmasは、1944年に上映されたアメリカのミュージカル映画「若草の頃(Meet Me in St. Louis)」に登場する一曲で、映画のために作られたオリジナル曲になります。
今回の起用からも分かるように、クリスマスソングの定番として今なお歌い継がれているスタンダードナンバーで、数々の名だたるアーティストたちがカバーも行っていますね。
なおHave Yourself A Merry Little Christmasを歌うジュディ・ガーランド(Judy Garland)は、1922年6月10日・アマリカはミネソタ州出身の女優/歌手です。
39年にミュージカル「オズの魔法使い」のドロシー役で脚光を浴び、アカデミー子役賞を受賞した彼女は、幼いながらにその才能を世間に知らしめ、以降も「若草の頃」等で主演を務め活躍を続けました。
その一方で神経症や薬物中毒によって精神不安定となり、スキャンダルを重ねた破滅型の人生を送ったことでも知られます。
苦境と復活を繰り返したのち、63年を最後に銀幕から姿を消し、69年6月22日・睡眠薬の過剰摂取により死去するという波乱の生涯でした。
このような素晴らしい歌を後世に残し、世界中の人たちに愛された女性が47歳の若さで亡くなってしまったとは、この事実を知った上で曲に耳を傾けると、また違った感慨がありますね…。
ちなみにジュディ・ガーランドの娘は、やはりアメリカの女優・歌手として著名なライザ・ミネリです。
そういったわけでH&M2019年のクリスマスCMは、知れば知るほどに興味深い仕上がりになっていることが分かりました!
最近は当初並び称されたFOREVER 21が日本から撤退するというニュースもありましたが、H&Mは同じファストファッションながらデザインも質も悪くなく、たまに驚くようなハイブランドともコラボするので、個人的にはお気に入りのブランドです。
今後も広告面を含めて、面白いアクションを起こし続けてほしいですね^^
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