1999年にヒットしたDragonAsh featuring ACO,ZEEBRAの「Greatiful days」。
Dragon Ashの5枚目のシングルとしてゲストボーカルに、ZeebraとACOが参加しています。
特に2番でZeebraがラップしている「俺は東京生まれ HIP HOP育ち 悪そうな奴は大体友達」という歌詞が有名ですが、このリリックに元ネタがあるという話を聞きました。
今回はこの有名なパンチラインについて、誰のどの曲が元ネタになっているのか調べてみました。
元ネタはスマパン?
まず、先ほどもお伝えした通り、「俺は東京生まれ HIP HOP育ち 悪そうな奴は大体友達」を歌っているのはラッパーのZeebraになります。
元ネタについてですが、歌詞については分かりませんでした。
多分オリジナルのようですね^^;
但し、曲のサンプリング元は判明しました。
アメリカのSmashing Pumpkinsというバンドの「today」という曲になります。
Smashing Pumpkinsは90年代のグランジブームで活躍したオルタナ系のバンドです。
「today」はバンドとしては初のヒット曲でセカンドアルバム「Siamese Dream」に収録されています。
また、Smashing PumpkinsはDragonAsh のKjが好きと公言しているバンドの一つになります。
ちなみに、当時はヒップホップやラップは、日本ではアンダーグランドでは人気でしたが、欧米に比べるとロックやポップスに比べるとまだまだ認知度が低くマイナーな音楽ジャンルの一つでした。
それを当時人気だったDragonAshの「Greatiful days」が注目を浴び、Zeebraの「俺は東京生まれ HIP HOP育ち 悪そうな奴は大体友達」という歌詞も有名になりました。
Zeebraはラッパー界隈ではかなり有名でしたが、一般的には知名度は低く、このリリックだけ先行して有名になり、芸人やタレントがテレビでマネしていたそうです。
この曲が有名になる事でラップやヒップホップが世間に浸透しましたが、一方で「イジる」ひとたちも増えたため、Zeebraは真剣にラップやヒップホップに打ち込んでいる層から叩かれたとも言われています。
Grateful Daysやんなきゃよかった
「Greatiful days」で一躍有名になったKjとZeebraですが、この曲以降に二人に確執が生まれます。
2000年の7月にDragonAshがリリースした8枚目シングル「Summer Tribe」のフローやリリック、PVでのパフォーマンスがZeebraに酷似していたのです。
KjはZeebraを尊敬していたので、意図して似せたのかリスペクトから似てしまったのかは分かりませんが、これに対してZeebraはセカンドアルバム「最終兵器」の「公開処刑」で思いっきりKjをディスります。
この件以降、二人で表舞台に出ることはなく、後に雑誌のインタビューでKjは「Grateful Days」に対して「正直やんなきゃよかった」と語っています。
現在は和解した、今も仲が悪いなど色々と憶測が流れていますが、KjもZeebraも今の音楽シーンからは遠ざかっているので、真相は分かりませんでした。
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