巨人はなぜ資金力が豊富なの?お金持ちの理由は?

来季に向けて積極的な補強を続ける巨人軍の動向に、注目が集まっています。

元・広島の丸選手に対してかなりの大型契約を提示したことなどが伝えられており、他球団ファンからは「また巨人が金にモノを言わせて…」とのため息が漏れていますね。

それにしても、そもそもの部分で、どうして巨人はこれほどまでに「お金持ち」なのでしょう?

多くの球団が資金のやりくりには頭を痛めていると聞きますが、巨人の資金力はまるで無尽蔵のようにすら感じられ、そのカラクリが知りたくなってきましたので、リサーチを進めました。

「親会社」の強大さが巨人の強み

巨人の資金力は、何といってもバックに存在する「読売グループ」の強大さに裏付けられたものとなります。

読売は日本を代表するメディアグループですが、プロ野球球団として巨人軍を保有することにより、両者の間には絶妙の「経営的シナジー」が生み出されてきたんですよ。

巨人が勝ってチームの人気が高まれば、それと連動して新聞の購買数やテレビの視聴率もアップする。

そこで利益が生まれると同時に、メディアを通じた「巨人の宣伝」も可能になるという具合です。

また、視聴率が高ければ高いほどにスポンサーの集まりは良くなりますから、放映権の価値が上昇しますよね。

昭和末期・平成ゼロ年代の巨人はプロ野球界全体を見渡しても飛びぬけた人気球団でしたから、その放映権は「1試合1億円」に上ったと推定されています。

この巨人戦中継こそが、読売グループの経営を潤す大きな存在だったという側面もあるんですよ。

こういった持ちつ持たれつの好循環が、読売グループ・巨人軍の双方に多額の利益をもたらしてきたわけです。

巨人をめぐる様々な環境の変化

(画像引用:https://toyokeizai.net/articles/-/144713)

ただ以前ほどの「稼ぐ力」「利益を生む力」は、現在の巨人にはもう残っていないと言われていますね。

時代は変わり、プロ野球業界にも「IT」の風が吹くようになりました。

新興のIT系親会社は単純に収益力が高く、投資や新しい取り組みに対しても非常にアグレッシブです。

新聞やテレビなどの「オールドメディア」に比べて成長性も高く、読売グループもかつてのような殿様商売では立ち行かない状態に差し掛かっているといえるでしょう。

そのくせ、自前で育成を行わずFAでの選手獲得に資金をつぎ込むという姿勢は、巨人ファンからも批判を集めています。

「体質が古いまま」「お金の使い方が下手」といった辛い指摘が相次いでいるんですよ。

もちろん今でも巨人というチームの人気は高いですし、その資金力も他球団に比べ潤沢であることは変わりありません。

ただ、この辺りのタイミングで何らかの変革を起こさないと、そのうち大きなしっぺ返しがくるのではないでしょうか?

やはり「巨人が強いと野球が面白くなる」という側面はありますので、球界の盟主としてふさわしい在り方を模索してほしいと考えています。

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