愛知県下における理系学生の進学事情について調べをすすめるうち、「愛知工業大学」に行き当たりました。
就職に強いとの評判はあるものの、他の大学と比べた時の相対的な難易度や詳しい実情が気になります。
そこで今回は愛知工業大学のレベルについて、Fランク大学に該当するか否かという観点も含めながらリサーチを進めました!
愛知工業大学の偏差値は?
河合塾の「入試難易予想ランキング表」を参考に愛知工業大学の偏差値をまとめると以下のようになります。
※スポーツ系、芸術系、医学、薬学、歯学、二部の学部・学科は含めていません。
大学名 | 学部 | 偏差値 |
---|---|---|
愛知工業 | 経営 | 45~50 |
工 | 42.5~52.5 | |
情報科学 | 47.5~52.5 |
当ブログのFランク大学の基準①②に愛知工業大学は該当しません。
①BF(ボーダーフリー)の学部・学科を有する大学
②偏差値が37.4以下(35.0)の学部・学科(理系は除く)を有する大学
③「日東駒専」未満の大学
上記のいずれかに該当する大学は世間でFランク大学と言われる傾向にあります。詳しくはコチラを参照。
愛知県下、私立理系の力関係は?
まずは愛知工業大学が所属する「大学群」を調べてみたのですが、同校は愛知県に存在するいずれの大学群にもグルーピングされていないようです;
ただ実情では「理系の学校として、やはり名城大学にはかなわない」との認識が定着していますね。
名城大学はとにかく理系の名門として名高いので、そこと比較すれば1ランク下の学校として扱われるのでしょう。
なお今回は「理系」という専門性の高い見地から大学の実力を考えているので、一概に比較できない部分はあるものの、その名城大学が属する大学群「愛愛名中」が関東の日東駒専と同程度か少し下と定義されていますからね。
知名度や世間の評判といった面からも「愛知工業大学<日東駒専」という図式が成り立ち、愛知工業大学は当ブログが定めるFランク大学の基準③を満たすといえるでしょう。
とにかく就職に強い大学!
愛知工業大学は豊田市八草、名古屋市自由ヶ丘と本山にキャンパスを持ち、3学部7学科および大学院2研究科を有する工科系の総合大学です。
1912年に創立した名古屋電気学校を母体とし、建学の精神に「自由・愛・正義」を掲げつつ、「創造と人間性」を教育のモットーに、グローバル社会のニーズに対応できる実践的な教育を展開していますね。
さて冒頭にも少し触れましたが、同校の特徴はなんと言っても「就職に強い」点でしょう!
長い歴史の中で多くの卒業生が名古屋を中心に活躍しており、後援会組織の「愛名会」が就職のバックアップをしているため、東洋経済新報による「本当に就職率の高い大学100校ランキング」では、2014年に全国第3位、また2014年~2016年卒業生の学部別累積実就職率ランキングは理工系で全国第2位に輝きました。
もともと就活市場では理系の学生が有利といわれますが、それだけにとどまらない強みが、愛知工業大学には確かにあります。
加えて愛知県の地域柄、自動車関係の会社が非常に多いですから、そもそものところで技術系を中心に理系志望の受験生は大勢いますし、企業サイドも積極的な採用を行っているわけですね^^
先ほど愛知工業大学はFランク大学であるとお伝えしたものの、これはあくまでも画一的な目安に過ぎません。
こと就職活動や社会に出てからのキャリアを考えれば、理系の学生にとって、愛知工業大学は非常に良い進学先といえるでしょう。
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