デジタルEPとは何?ミニアルバムやシングルとの違いも調査!

バンドやアーティストが新曲をリリースする際に「デジタルEP」「限定配信EP」といった言葉をSNSやネット記事で目にすることがよくあります。

「EP盤」という言葉も聞いた事がありますが、今回は「EP」とはどういった意味なのか調べてみました。

アルバム、ミニアルバム、シングルとは違うのでしょうか?

また、何曲収録されているのでしょうか?

「EP」と識別される条件は?

まず押さえておきますと、EPというワードは「Extended Play」を略したものです。

そしてextendedとは、「拡張」という意味の英単語。

そう考えるとEP盤と定義される作品は、何かよりも広げられた、あるいは延長されたものだと推察できそうです。

ここでミュージシャンのためのクリエイティブ・プラットフォーム「LANDR」のガイドラインに目を移してみると、「シングル」について、長さがそれぞれ10分未満の1~3曲とみなされる…との一文が見受けられました。

一方の「EP」は、1~3曲とみなされ、その中の1曲の長さが少なくとも10分、合計演奏時間が30分以下のものになるとのこと。

または、4~6曲とみなされ、合計演奏時間が30分以内のものをEPとするそうです。

ここまでの情報で分かるように、収録のボリュームとしては、シングル<EPとなりますね。

実際、「EP」とは何か?との問いに対し、“シングルよりも収録時間が少し長いもの”と回答する声も少なくありません。

Extended Playというワード本来の意味に立ち返ったときに、シングルを拡張したものがEPという理解で差し支えないでしょう。

続いて「Apple Music スタイルガイド」に目を移してみると、含まれている曲数が1~3曲で、各曲の長さが10 分未満であるアルバムは、シングルと識別されるとの一文が目につきました。

そしてアルバムの中でも曲数が1~3曲で、少なくとも1曲が 10 分以上かつ合計演奏時間が30 分以下のものはEPと識別されるという、LANDRと同じ定義も示されていましたね。

実を申しますと、現状EPについて具体的な定義はないという意見もあるのですが、LANDRやApple Musicの見解が一つの指標にはなるでしょう。

フルアルバムとミニアルバムの違いとは?

(画像引用:https://snaccmedia.com/2018/10/post-796/)

さて、シングル・アルバム・EPといったワードについて押さえてまいりましたが、フルアルバムとミニアルバムの間には明確な違いがあるのでしょうか?

気になったので補足的に調べてみたところ、この件に関しても明確な違いはないとする回答が見られました。

ただし、アーティストが発表する音楽作品で複数の楽曲が収録されたものについては、おおよそ6曲前後までならミニアルバム、8曲前後からはフルアルバムと呼ばれるケースが多いようです。

なるほど、音楽のジャンルについて明確にカテゴライズすることは難しいなと感じることがありますが、EPといった用語に関しても、すべてについてコレと断定できる線引きが存在するわけではないようです。

実際、LANDRやApple Musicの定義には当てはまらないのに、EPとして発表されている作品もあります。

しかしだからこそ、そこにアーティスト側の意図が反映されているのではないかと、微妙なニュアンスに想いを馳せてみるのも楽しいかも知れません。

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