デサントが韓国なぜ勘違い?DESCENTEは韓国企業ではないのに…

韓国の若者たちが「デサント(DESCENTE)」を韓国のブランドと勘違いしているというニュースが目に付きました。

デサントといえば日本発のスポーツアパレル大手企業であり、末広がりになった3つの矢印のロゴで有名ですよね。

どうしてデサントが韓国ブランドと認識されるに至ったのか、その背景が気になりましたので、詳細をリサーチしてみました!

デサントが韓国でなぜ人気なのか

(画像引用:http://www.descente.co.jp/jp/)

実はデサントって、韓国国内で大人気のブランドなんですよ。

影響力のあるK-POPアイドルが着用したことも相まって、そのウェアに身を包む人々が急増したともいわれていますね。

単純に「多くの人が着ている身近なブランドだから」「街中でよく見掛けるから」といった理由で、多くの韓国人は「デサント=韓国発祥」であると思い込んでいるようです。

まして日本の企業だとは考えもしないらしく、街頭インタビューにてレポーターから事実を告げられるやいなや、「日本のブランドならばもう着たくない!」と、ダウンを脱ぎ捨てる人までいましたよ^^;

ともあれ、韓国におけるブランドの浸透度や存在感についてはよく理解できました。

このような現状はデサントの業績にも如実に表れており、同社は連結売上高の約5割、営業利益の大半を韓国事業で叩き出しているそうです。

う~ん、予想以上の高い割合に驚いてしまいました!

「DESCENTEは韓国企業ではない」日本の伊藤忠商事が不信感

(画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/デサント)

企業側にも「韓国を牽引役に業績を伸ばしてきた」という自負はあるようで、デサントは折に触れて韓国限定モデルを発表するなど、韓国での市場拡大に注力してきました。

その結果、さらに人気が加速する…という循環が生まれたわけですね。

しかし、このような過度とも思える「韓国偏重」に警鐘を鳴らしたのが、筆頭株主である「伊藤忠商事」です。

韓国で結果を上げていることに胸を張るデサントに対し、伊藤忠サイドは「韓国依存のビジネスモデルや成長戦略には懸念がある」との意を表明しました。

当然、デサントとしては面白くありません。

そんな折、伊藤忠がデサントの株を買い増している件ついて、デサント・石本社長が「(伊藤忠から)事前に(株の買い増しを)お伝えいただいていなかったので、困惑している」と述べ、不信感をあらわにしたのです!

以上のような経緯で「デサント VS 伊藤忠」の対立が鮮明になったことが、ここのところデサントの話題がニュースを賑わせている理由だったんですね^^;

個人的には、両社ともの言い分に理解できる部分があると思いますが、日韓関係に不穏な空気が流れている現状を鑑みれば、リスクの拡散はしておくに越したことはない気もします。

とりあえず日本発の優秀なブランドが今後も長く続いていくよう、最適な結論が導き出されることを祈りましょう!

あなたのコメントをどうぞ!

この記事へのコメント一覧

この記事へのコメントはありません。