米国の映画ヒーローが集結する人気シリーズの最新作「アベンジャーズ/エンドゲーム」が公開され、日本はもとより世界中で記録的数字を打ち出す大ヒットとなっています。
その内容も期待を裏切らないもので、SNS等には「本当に素晴らしかった」「映画館で涙が止まらなくなった」等の報告が相次いでいますね。
と同時に、同作の象徴的な表現として「3000回愛してる」とのセリフに大きな注目が集まり、熱心なファンたちの間で合言葉のように共有されているんですよ!
確かに非常に引っ掛かりのあるフレーズではありますが、その真意はどのようなものなのでしょう。
英語圏にもともと存在する言い回しなのかもしれませんし、とにもかくにも詳細を調べてみました。
子どもの純真さが表れたフレーズ?
「3000回愛してる」は、劇中において父親であるトニーが娘のモーガンにささやかれ、ビデオメッセージではトニーが妻と娘に向かって語りかける印象的なセリフです。
そこに込められた意味については様々な考察がなされており、「モーガンが今後の人生を見通して、あと3,000回くらいは毎日父親に愛を伝えることができるだろうと考えて発言したのでは?」とか、「アイアンマンから始まり、この夏公開されるスパイダーマン:ファー・フローム・ホームまでの全上映時間を合算すると3000程度になるので、MARVELサイドがそこまで見越して粋なメッセージに仕立てた可能性もある」といった意見が見受けられますね。
その一方で「幼い子どもが発したセリフなのだから、数字自体に深い意味合いはないだろう」との説も有力です。
つまり3000とは子どもが想像する「とにかくものすごく大きい数」を表しており、モーガンはこの数字を引き合いに出すことで、愛情の総量の大きさを伝えたかったのだろうというわけです。
意訳すれば「すっごく愛しているよ!」「数えきれないくらいの愛情があるんだよ」といったところでしょうか。
そう考えると「3000回愛してる」には子どものストレートで純真な想いが詰まっている気がして、詮索するのもヤボという気もしますね^^;
「3000回愛してる」の驚きの起源!
しかしながらこちらのセリフについて更に深掘りしていると、驚くべき事実が判明しました。
何と「3000回愛してる」は、アイアンマンを演じるロバート・ダウニー・Jr.の子どもたちの1人が、実際にロバートに向けて口にした言葉なのだそうです!
この話が脚本家に伝わり、セリフとして採用されたというのが、今回の名言が生まれた背景だったんですね。
ちなみに本来脚本に書かれていたセリフは「とっても大好き、すごく愛してる」だったといいます。
これは先ほど考えた意訳とも、ピッタリ一致していますね。
しかしざっくりとした意味は同じでも、「3,000回愛してる」の方が段違いに印象的で、素敵な言葉だと感じます。
いやいや、英語圏の格言的なフレーズである可能性も考えていたのですが、これほどまでに魅力的な言葉を生み出したのは、小さな子どもだったというわけですね~。
なお英語版のセリフは「I love you, 3000」という非常にシンプルなもので、日本語へ訳される際に脚色が加えられていることもありません。
このようにシンプルな言い回しだからこそ、「愛情の大きさ」を表現するには打ってつけであり、観る者の心にも深く染み入るのでしょうね^^
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