最近、「中年」と呼ばれる年齢に差し掛かった男性の友人たちと飲んでいたところ、彼らの多くが、「俺は、トータス松本みたいなカッコイイおっさんになりたい!」と声高に叫んでいました。
確かにトータス松本さんって、めちゃくちゃ美形というわけでもないのですが、自然体な雰囲気がすごく素敵だし、力強い歌声にも何となく勇気づけられますよね。
よく考えれば、「あんな50歳オーバー、その辺にはいないよ!」という感じなんですけど、どことなく身近に感じられる親しみやすさもお持ちで、コンスタントにメディア露出が続いていることも頷けます。
最近放送中のクリアアサヒ CM 「四川回鍋肉とクリアアサヒ」篇においても、その存在感はいかんなく発揮されていますね。
その演技力もさることながら、衰えることのない歌声が明るいCM曲によくマッチしていて、つい目を留めてしまうと思いませんか?
まさに流れる歌詞のとおり、心が「ウキウキワクワク」してきちゃいます^^
それにしてもこちらの楽曲、メロディーも軽快でお気に入りなのですが、原曲はどういった作品なのでしょうか?
原曲は笠置シヅ子さんの「東京ブギウギ」
リサーチの結果CM曲の「元ネタ」は、笠置シヅ子さんによる「東京ブギウギ」という楽曲であることが分かりました。
なお歌い手の笠置さんは、30年以上も前に亡くなっておられます。
というのもこの作品、リリースされたのは1948年という大変に古い歌なんですよ!
うむむ、見付かった映像もシロクロというね…。
一見して時代を感じる内容になっています。
しかしながら、今の時代に聞いてもなんとも言えない魅力を感じる作品だと思いますね。
時代を超えて愛され続ける名曲
「東京ブギウギ」は、その明るい歌詞とメロディーで多くのリスナーに愛され、戦後の日本を勇気づける「象徴」のような楽曲だったそうです。
そして、この何とも陽気な名曲は時代を超えて受け継がれ、様々なアーティストにカバーされながら、現在にまで至りました。
クリアアサヒのCMにおいては、「クリアアサヒが、家で冷えてる♪」というように、歌詞にもアレンジが加えられていますね^^
なお、アサヒビールのCMソングとしてトータスさんが最初にカバーを行ったのは、2011年のことだそうです。
こちらのCMバージョンですら、すでに7年もの長きにわたって親しまれているというわけですよ!
う~ん、70年も前の楽曲なのにいまだに多くの日本人が認知しているなんて、本当に「スゴイ」としか言いようがありません。
おそらくこちらの楽曲は、歌い手を変え、アレンジを変え、これからもずっと受け継ぎ、愛されていくのだと思います。
日本人の心の琴線に、ピタリと触れる作品であることは間違いないでしょう!
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