バンド演奏において、ギターは曲に雰囲気や彩りを与えて、リズムとメロディの両方を担うため、花形のポジションと言われる事が多いです。
ロック系のバンドでボーカル、ベース、ドラムのいずれかが不在の場合はたまにありますが、ギターレスのバンドはほとんど聞いた事がありませんし、ギターが居ない場合はキーボードが代わりに入る事が多いです。
バンドが演奏する曲ではギターは欠かせない存在と言えそうですが、よく「この曲のギターのリフは素晴らしい」といった批評を聞く事があります。
「ギターのリフ」とは具体的に何のことを言っているのでしょうか?
また、ギターソロやフレーズ、イントロとの違いは何なのでしょうか?
「ギターのリフ」が有名な曲と併せて調べてみました。
音楽における「リフ」とは…?
順を追って押さえていきますと、「フレーズ」とは、音楽の流れの中で、自然に区切られるまとまりのことを指します。
フレーズを生かして演奏することをフレージングといったり、一つのフレーズを切れ目なく繋げて演奏することを、レガートで演奏するといったりもしますね。
そして、今回の主題である「リフ」とは、楽曲の中で繰り返し使われる、印象的なフレーズのこと。
“繰り返される決まり文句” という意味を持つ、「refrain(リフレイン)」という単語が語源ともいわれています。
なお、このリフというワードはギターに限らず用いられる音楽用語なのですが、中でもギターが弾くリフのことを、文字どおり、「ギターリフ」と呼びます。
個人的に、有名なギターリフとして一番に思い浮かべるのは、1972年にディープ・パープルが発表した「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のリフでしょうか。
スモーク・オン・ザ・ウォーターのギターリフは、生み出されてから50年余りの時を経た今でも、多くの人にとって聞き覚えのあるものだと思います。
こちらのリフを聴き、ギターを弾いてみたいと思い立った方もいらっしゃるかも知れませんね^^
もちろんスモーク・オン・ザ・ウォーター以外にも、名ギターリフと称されるものは数多く存在しており、枚挙にいとまがありません。
ギターソロとソロギターは違う!?
一方の「ギターソロ」とは、楽曲の間奏でギターが主旋律を奏でるパートのこと。
ライブのメンバー紹介時に「OK,ギター!」からの前面に押し出したギター演奏…といった場面をよく見掛けますが、あれを想像していただけると分かりやすいでしょう。
ギターソロは、ギターの“見せ場”ということができそうです。
ちなみに「ソロギター」とは、ギター1本で伴奏とメロディを担当するスタイルのこと。
非常に似通ったワードですが、異なる意味を持っています。
最後にイントロとは「introduction(イントロダクション)」の略であり、導入部分という意味を持つこちらのワードが示すとおり、曲の冒頭で歌手が歌い出す前の、曲だけの部分のことを指します。
いわゆる前奏のことで、こちらのイントロという言葉もまた、ギターに限らず用いられていますね。
リフだけでなく、ギターのイントロが素晴らしい曲も数多く存在します。
今すぐ弾いてみたい印象的なギターのリフやイントロを一つの取っ掛かりとして、ギターの練習を始めてみるというのも良いかも知れません^^
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