日本食の代表とも言える「納豆」は価格が安く、気軽に食べる事が出来て、発酵食品として栄養価の面でも非常に優れているので、日本では多くの方が好んで食しています。
クセのある匂いや粘り気があるため、残念ながら外国人には敬遠される事が多いですが、日本食自体は海外でも人気があるため、現在、納豆を世界へ広めようとする動きもあるようです。
私も週に何回かは納豆を食べていますが、いつも気になっていたのが、なぜフィルムが必ず付いてくるのでしょうか?
今回は納豆の上に付いているフィルムについて、その存在理由や意味、何のために付いているのか調べてみました。
併せて取り外し方についても紹介しています。
納豆のフィルムには重要な役割があった!
リサーチの結果、普段何気なく取り外している納豆のフィルムには、2つの重要な役割があると分かりました。
1つ目は、納豆の乾燥を防ぐこと。
納豆は菌が生きているため、完全に密封してしまうと、発酵が進みません。
その一方で、空気に触れすぎると、乾燥が早まってしまいます。
こうした乾燥を防ぐために、納豆を覆うフィルムが存在するわけですね。
そして2つ目は、たれやカラシの小袋をネバネバから守ること。
メーカーに寄せられた「たれの小袋が開けづらく、食卓や服を汚すことがある」との不満を解消すべく、フィルムが貼られるようになったそうです。
納豆のフィルムをうまく取り外す方法は…?
とはいえ、20m以上も切れなかった実験結果があるという納豆のネバネバから、スムーズにフィルムを取り外すのは至難の業。
毎日食べるものながら、フィルム剥がしに多大なストレスを感じているという方も少なくないでしょう。
そこで納豆フィルムのうまい取り外し方について調べたところ、多くの方が採用している3つの剥がし方に行き着きました。
1つ目の取り外し方は、フィルムをパックの外に少し引っ張った状態でフタを閉じ、パックの隙間からフィルムを引っ張り出してしまうというもの。
このやり方は、納豆が1粒もフィルムに残らない点がメリットです。
2つ目は、フィルムに覆われた納豆の中央に箸を突き立ててクルクルと回し、フィルムが巻きついたら箸を抜くというもの。
こうすると、手が汚れる心配はありませんね。
そして3つ目は、フィルムの端を指でつまんだら、上に持ち上げるのではなくフタの方向へ水平に引くというもの。
その際、ネバネバを容器にこすりつけるようにして引き、最後はフィルムをフタの裏側にピタッと張り付けて止めればOKです。
…と、ネバネバの攻略法についてお伝えしてまいりましたが、納豆のネバネバはミネラルと結合しやすく、更に蓄えたミネラルを少しずつ放出するため、骨の土台となるカルシウムの吸収を高める効果があるのだとか。
あの独特の糸引きを煩わしく感じてしまうこともしばしばですが、実のところ、納豆のネバネバには嬉しい効果が隠されていたのです。
ちなみに近年はフタを切り離してパキッと折るだけで、手を汚すことなく簡単にたれがかかる商品なども販売されていますから、納豆を食べる際の手間がどうしても気になるという方は、一度試してみると良いでしょう^^
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