平昌オリンピックのスキージャンプ女子でラージヒルがない理由は?

平昌オリンピックが始まってからというもの、一日中テレビにかじりついて応援を続けている私ですが、実は完全に五輪期間中限定の「にわかファン」なんですよね…。

それぞれの競技に対し十分な知識を持ち合わせているわけでもないので、観戦に際して細かいルールが分からず、「ん!?」となる場面も多々あります^^;

今回は、私の頭に浮かんだ「素朴な疑問」の一つにフォーカスしてみたいと思います。

それは、「どうしてスキージャンプ女子にはラージヒルがないんだろう?」ということ。

今回のオリンピックにおいて、スキージャンプ女子では「ノーマルヒル」だけが行われており、「ラージヒル」の設定がないですよね。

一方の男子はと言えば、ノーマルヒル・ラージヒルの両方で競われているのに!

これには明確な理由があるはずだと思い、詳しく調べてみました。

ノーマルヒルとラージヒルの違いは「ジャンプ台の大きさ」

(画像引用:https://www.pyeongchang2018.com/jp/sports/ski-jumping)

そもそも、ノーマルヒルとラージヒルの違いは何か、ご存知でしょうか?

端的に言ってしまうと、こちら二つの違いは「ジャンプ台の大きさ」にあります。

ジャンプ台のサイズは、HS(ヒルサイズ)という「設計上、安全に着地できる限界」を示した数値によって区分されているのですが、ノーマルヒルのHSが85~109mであるのに対し、ラージヒルは110m以上と規定されているようです。

その名の通り、ラージヒルに使われるジャンプ台の方が巨大なわけですね!

傾斜の曲率が変わる境を示し、飛距離点を算出する基準となる「K点」も、ノーマルヒル:90m、ラージヒル:120mという差があるんだそうです。

ラージヒルは女子には危険?

さて、今回のオリンピックで女子ラージヒルが開催されない理由の一つが、この「大きさ」にあると言われています。

ラージヒルはジャンプ台がかなり大きいため、当然ながらノーマルヒルで飛ぶとき以上に、高い技術と体力が要求されます。

そのため、「女子には危険」と判断されているそうなんですね。

はた目から見ていると、ノーマルヒルでも十分すぎるくらいに高さがある気がしますが…。

また、ラージヒルにおける女子の競技人口が世界的にも少ないため、「メダルの価値」を担保するために、女子ラージヒルの開催は見送られているという見方もあるんだとか。

しかしながら、ワールドカップにおいては女子ラージヒルの大会も開催されていますし(逆に男子のノーマルヒルは、オリンピック以外でほとんど行われていない)、今後の競技をめぐる環境の変化によっては、オリンピックでラージヒル女子を観ることができる日も来るかもしれませんね♪

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