住友グループの大手不動産会社「住友不動産」のCMで流れるBGMが、とても素敵です。
決して派手な曲ではないものの、優しく澄み渡るように心へ響き、CMのメッセージを素直に受け止めることができると感じますね^^
こちらのCMソングは一体、誰の何という作品なのでしょうか?
CMソングを歌うアーティストは誰!?
リサーチの結果、住友不動産のCMに起用されている楽曲は、吉田 美奈子さんの「頬に夜の灯」であることが分かりました!
CMソングを歌う吉田 美奈子さんは、1953年4月7日生まれの歌手です。
1969年に交流を持った細野 晴臣氏や松本 隆氏より影響を受けて楽曲制作をスタートし、間もなくシンガー・ソング・ライターとしてライブ中心の音楽活動を展開するようになりました。
1973年にはキャラメル・ママのサポートでLP「扉の冬」をリリースし、本格的にデビュー。
その後、CM音楽(1985年・第33回「カンヌ国際広告映画祭」銀賞受賞)制作や、他の歌手への楽曲提供(現在までに130曲を越える)、プロデュース、アレンジを含む一人多重録音によるコーラス歌唱等のスタジオ・ワークを行うなど、精力的な活動を続けていらっしゃいます。
・吉田美奈子(BELLS)Twitter
・吉田美奈子公式サイト
2019年1月現在で、実にオリジナル・アルバム21作品(通常のライブ盤・ベスト盤・シングル盤・企画盤は含まず)を発表しており、内1作品はスタジオ・ライブのミニ・アルバムDVDになります。
また1作品は、コンサートにパイプ・オルガンをフル使用したピアノ・トリオのライブ完全収録盤「calling」で、こちらは第23回日本プロ音楽録音賞に於いてベストパフォーマー賞を受賞しました。
その他、コラボ・アルバム3作品と、ライブ映像収録DVD等を4作品リリースしています。
ジャンルを取り払った自由自在な音楽活動は、クオリティーを保ちながらも個性を発揮する稀有なミュージシャンとして多方面から共演を熱望されており、そのパーフォーマンスは常に高い評価を得ていますよ^^
CMソングはかなり古い作品だった!
なお「頬に夜の灯」は、1982年9月21日に発売された吉田 美奈子さん通算9作目のスタジオ・アルバム「LIGHT’N UP(ライトゥン・アップ)」に収録されている一曲です。
制作されたタイミングはずいぶん前ということになりますが、全く古臭さは感じませんし、「LIGHT’N UP」も名盤との呼び声が高いアルバムですね。
アルバム自体は1981年の段階で既に制作されており、そのレコーディングは東京とニューヨークで行われ、ミックス・ダウンは全曲ニューヨークにて吉田 保氏が担当したそうです。
加えてニューヨークでのレコーディングでは当時、すでにメンバーが変わっていたブレッカー・ブラザーズのホーン・セクションをオリジナル・メンバーに戻し、セッションが行われたというエピソードも伝えられています。
「頬に夜の灯」の作詞と作曲は、ともに吉田さんが務めました。
さてCMを制作した「住友不動産」は、冒頭にも触れたように大手の不動産会社であり、東京の賃貸オフィス・賃貸事務所・貸事務所等に強みを持つそうです。
都心のオフィスビルは230棟を超えて「東京No.1」ということが、今回のCMで大々的にアピールされていますね。
CMの映像には「六本木」篇と「西新宿」篇があり、いずれも大都会・東京のビル群を上空から映し出したものとなっています。
住友不動産の関連ビルはテロップで表示されるため、同企業がスケールの大きい事業を行っていると視覚的に理解することができますね^^
一方で「頬に夜の灯」の選曲理由については、一切言及されておりません。
とはいえ敢えて古い作品を起用しているところを見ると、何かしら強いメッセージが込められていることは確かでしょう。
個人的には、一見無機質にも感じるビルの姿が「頬に夜の灯」の温かみによって心の通った光景にみえてくるので、そのあたりの効果を狙ったのかな?とも感じました。
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