「BABYMETAL」が前作から約3年半ぶりに、3rdアルバム「METAL GALAXY」をリリースします。
同作は10月11日(金)に「全世界同時リリース」されるそうで、さすがは世界を股に掛けて活躍しているグループですよね^^
ところで、こちらのニュースに目を落としながらふと疑問に感じたのですが、BABYMETALってどういったジャンルにカテゴライズされるグループなのでしょう…?
個人的には「可愛いアイドルがメタルをやるというギャップがウケている」と理解していたものの、BABYMETALというグループがこれほどまでに大衆の支持を集めるようになった今、認識が不十分な感じもしてきました。
そういったわけで今回は、BABYMETALの「ジャンル」に関して考察してみたいと思います。
BABYMETALは偽メタル…?
BABYMETALの歴史をひも解くと、やはり同グループが「アイドルとメタルの融合」という型破りな発想からスタートした点は間違いないようです。
ただしBABYMETALはグループ名が表すように「メタル」を掲げながら、そのアプローチは決して直球なものではなかったため、特に発足当時は従来のメタルファンから批判の声が噴出しました。
「これはメタルではない。偽メタルだ」「BABYMETALはあらゆるメタルへの屈辱だ」といった相当手厳しい指摘が各所より上がってきたのです。
しかしながらBABYMETALは次第に確かな素材の良さや高いパフォーマンス技術によって、世界を熱狂の渦に巻き込むこととなります。
その唯一無二な音楽性に関しては様々な解釈が加えられていますが、例えばロサンゼルス・タイムズ紙は彼女たちの音楽を評し「スラッシュメタル・デスメタル・パワーメタルの狂乱的な混合物」でありながら「その荒々しさすべてをシュガーコーティングするかのように、キャンディーピンクなJ-POPのメロディーをかぶせている」と表現していますね。
BABYMETALは一ジャンルの始祖!?
このようにBABYMETALは「ジャンルを超えた魅力」を持つグループとして、高いエンターテインメント性を認められるに至ったわけです。
ただ従来の枠組みにはまりきらないがゆえに、メタルファン・ハードロックファン・アイドルファンといった多方面の層から「BABYMETALはウチのジャンルではない!」と、敬遠されている実情もあります;
否定的な声を上回るだけの支持を集めているからこそ、今の活躍があるわけですが…。
なおBABYMETAL自身は自分たちの音楽を「kawaiiメタル」と名付けており、この考え方を受け入れている人々も「BABYMETALはkawaiiメタルの始祖」であると理解しているようですね。
これまでになかった新たなジャンル「kawaiiメタル」を提唱した革新的なグループといわれると、確かにストンと腹落ちする思いがします。
個人的にもBABYMETALを無理やり既存の枠組みに当てはめようとするよりは、全く新しいタイプの存在だったからこそ世界的な評価を得たと考える方が、無理がないと感じました。
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