海のゴミを吸い込むバケツ「Seabin」は日本で買えるの?仕組みも紹介!

これ、欲しいと思ったアナタ、本当に敬服いたします。海のゴミを吸い込む魔法のバケツのことです。
 
開発した人の志もスゴイ。海や水辺の環境美化にとっても役立つ新兵器です。私も、もっ、もっ、もちろん欲しいです。 

ファンタジーの世界に君臨するのが魔法のジュータンです。空を飛べますが、100年近くたっても、なかなか開発の実現には至っていません。でも、魔法のバケツは違うんです。

ちゃんと実用化したんです。あとは、量産体制ができるか否かなんですよね。

誰ですか、入院したときなどに使うアレを言うのは(笑)

コレは「Seabin」です。スゥイービン!とちゃんと発音しましょうね。約束ですよ。

オーストラリア在住のサーファーが発明しました。その心意気は以下の通りです。

その方のお名前はピート・セグリンスキさん、アンドリュー・タートンさんのお二人。幼少期から海で遊んでいましたが、海に漂うゴミを何とかしたいと思っていました。

そこで、なんと会社を辞めて「Seabin」の開発に取り組んだのです。

実はアンドリューさんは、プラスチック製品のデザイナーをしていたそうです。海の浮遊物にプラスチック製品が多いのに、心を痛めていたのです。

この人たち、本物のチャレンジャーですよね。

(画像引用:http://www.huffingtonpost.jp/2016/01/05/seabin_n_8917546.html)

ピート・セグリンスキさん(左)とアンドリュー・タートンさん。手前は「Seabin」です。

「Seabin」のメカニズムと入手方法は

「Seabin」のメカニズムは非常にシンプルです。図にあるように、バケツ上部の口からゴミなどの浮遊物をどんどん吸い込んで、地上に設置したフィルターから海水をろ過して海にも戻します。

実験に4年の歳月を費やし、完成まで10年もかけたのですから、すごい2人ですね。

その中で小魚を吸い込んだことは一度もないといいます。吸引するモーターの出力が弱いためです。完ぺきじゃないですか。

(画像引用:http://www.huffingtonpost.jp/2016/01/05/seabin_n_8917546.html)

「Seabin」は商品化にあたって、クラウンドファンティングの「INDIEGOGO」で資金の調達に成功しました。目標額を115%も上回る267,567USDを集めました。

2017年7月6日午前の相場で1USD=113円なので、日本円にして3,024万円になりました。当時のレートはこれよりも若干、円高だったので、2,800万円ぐらいでしょうか。これが2016年1月のことです。

当初は同年の後半から市販する計画でしたが、今のところ発売されたという情報がありません。

思うに、彼らの住むオーストラリアは南半球なので、日本と季節が真逆です。なので、オーストラリアが夏となる2017年11月以降にも市販される可能性が高いです。

1台当たり、日本円にして30~40万円になることが想定されます。オーストラリアと同じ海洋国家の日本でも、もちろん販売される可能性が大です。

おそらく、マリンスポーツを扱うメーカーが代理店になる可能性があります。

環境省によると、日本沿岸の年間の海のゴミは60万t近くあるという報告があります。世界では年間1,300万tの海のごみが排出されているそうです。

7月17日は日本の「海の日」です。「Seabin」を通して、海の環境について深~く考えさせられました。

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