SNS等を中心に、「ズンズンギィー」が大炎上しているという話を耳にしました。
ただ事が大きくなってから初めて騒動を知った私からすると、「ズンズンギィーって、そもそも何!?」というのが率直な感想です;
一連の流れを知りたがっている方は他にも大勢いらっしゃる様子でしたので、事の顛末を端的にまとめてみました。
「ズンズンギィー」とはこんな意味
炎上してるズンズンギィーの人、インスタで読んだことあってこれにすごい違和感あったんだよね。
・いつも「一応叱っとく」
・真剣に叱ったことないこのお話では石投げてたけど人が怪我する可能性のあることしたらきちんと叱ろうよ!こういうスタンスだから炎上したんだろうな…#ズンズンギィー pic.twitter.com/SHk0FFisHV
— K@ハンドメイド (@sprlife_ks) September 8, 2019
現在「ズンズンギィー」として多くの批判を集めているのは、「くーちゃむ」という方が息子の「ズンズン」について描いた、数ページの短編育児漫画になります。
くーちゃむさんの息子(1才8か月)は周りの子どもに対して乱暴を振るう傾向があったそうで、漫画ではその行為が「ギィー」という擬音で表現されていますね。
具体的にいえば「ギィー」とは他人の目鼻口を指で掴むことらしく、やられた相手が出血するケースもあったといいます。
ズンズンがギィーするのをとめられないママをテーマにした漫画が、「ズンズンギィー」というわけですね。
なお漫画では「ギィー」が止められない息子さんの叱られ続ける姿と、親であるくーちゃむさんの苦悩がありありとつづられていますが、終盤には「しつけ」の仕方を変えて(子どもの悪い面ではなく良い面をクローズアップし褒めるようにした)自体が好転したことが報告されると同時に、育児に悩む母の率直な想いがまとめられました。
ズンズンギィー後のくーちゃむの現在
くーちゃむさんが一番伝えたかったのは、被害を受けた側だけでなく「子供が誰かを傷つけたとき 傷つけた本人もその親も 実はすごく傷ついているんです」ということのようです。
もっというと、自分たちと同じように悩んでいる母子に向けて「こういう例もあるから、もっと肩の力を抜こうよ!」と伝えたかったものと推察しますが、漫画中にみられる幾つかの表現が「加害者側が被害者ぶっている」と受け取られた結果、炎上騒ぎが起きた流れでしょうね。
確かに息子さんの行動を咎めてきた人に対し「耳タコ」「きずぐちにしおぬらないで(原文ママ)」といったストレートな反論を展開したのは、まずかったかなという気はします。
やはり友達の暴力で傷付いている立場の人たちもいるわけで、そういった方からすれば開き直りに思えて腹が立ち、「できれば周りの方も優しく見守ってくれたらありがたいです」との締めにもモヤモヤが残るでしょう。
実際「ズンズンギィー」の内容には批判が殺到し、くーちゃむさんのインスタ及びTwitterアカウントは既に削除されました。
とはいえ事態は沈静化しておらず、SNSは関連のコメントで溢れ、漫画の内容自体も既に独り歩きを始めていますけどね;
ちなみにインスタよりも、Twitterにおける批判の声がより大きかった印象です。
もちろん一部には「同じ立場に苦しむ者として、漫画を読んで気持ちが楽になった」という方もいらっしゃるのですが、これだけの批判が寄せられるとは、くーちゃむさんも予想していなかったことでしょう…。
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