(画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/上田市)

任期満了に伴う長野県上田市長選挙は、3月18日告示され、25日に投開票が行われます。当記事では18日の即日開票に合わせ、どこよりも早く且つ正確に結果速報を更新していきます。

立候補したのはいずれも無所属新人で、元衆院議員の寺島義幸氏(64)と元市議会議長の土屋陽一氏(61)、元市議の金井忠一氏(67)の3候補による三つ巴の選挙戦も、週末に差し掛かり一層その激しさを増してきました。

なお、18日の投票時間は午前7時から午後6時まで、3月1日時点での上田市選挙人名簿登録者数は、13万741人(男6万3,593人、女6万7,148人)となっています。

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最新の開票結果

   寺島義幸 27,546票
当選 土屋陽一 29,131票
   金井忠一 17,459票
投票率35.12%

後継指名を受けた寺島氏と市政刷新派2候補との対決はいかに

母袋創一市長から、直接後継者指名を受けた先月に立候補を決め、直前での出馬となった寺島氏はその第一声の中で、

「政治の原点である上田に貢献できる、チャンスをいただいたのはありがたい。」

と述べ、羽田孜元首相の秘書として、政治の道に踏み出した同市を「政治の古里」と位置づけ、身を粉にして奉仕する覚悟をアピールしました。

また、自身の政治方針としては、

・産業振興を担う幹部級職員への民間出身者登用
・子育て支援を中心とした教育福祉政策の充実
・新たな経済政策による雇用創生

などを掲げるほか、基本的には母袋市政の継続をベースに、新たな政策を加えて市の活性化に臨んでいく考えを示しました。

【寺島義幸(てらしまよしゆき)氏プロフィール】

生年月日:1953年8月28日
出身地:長野県立科町
出身校:成城大学経済学部
党派:無所属
主な経歴:大学卒業後は民間企業に勤めていたが、1987年に元首相の秘書になり、4年間そのそばで国政に触れた。その後の1991年実施された、長野県議選に初出馬、初当選し連続6期を務めたほか、2012年の衆議院選挙では民主党公認で当選した。

一方、同市中央北にある、自身の選挙事務所前で第一声を発した土屋氏は、

「(ごみ処理施設は)資源循環型施設についても、早急に取り組むことを覚悟している。」

と述べるなど、停滞するごみ処理施設問題の解決を最重要課題と位置づけ、計画推進に市を上げて尽力していく考えを表明しました。

併せて同市は、市議としての経験や人脈を生かして、

・完全給付型奨学金の検討
・長野大学の新学部・学科創立
・消防学校や危機管理施設の誘致

などといった、自らの政治ビジョンを実現したい考えを示し、支持を呼び掛けています。

【土屋陽一氏(つちやよういち)プロフィール】

生年月日:1956年10月28日
出身地:長野県上田市
出身校:早稲田大学第一文学学部
党派:無所属
主な経歴:上田市役所職員として、教育委員会、総務部企画課などで勤務した後、1990年退職。翌年開催された上田市議選で初当選すると、合併後も含めて連続7選を果たし、市議会議長も2期務めている。

最後に届け出をした金井氏は、信濃国分寺境内で出発式を開催し、

「(これまでの市政で)1つも新クリーンセンターができないのはおかしい、(私が市長になった暁には)1期目でゴミ処理施設建設の方向性を見いだす。」

と現市政への批判を述べると同時に、25年間に及んだ市職員時代、ごみ減量化問題や既存クリーンセンターの焼却業務に取り組んできた、自らの経験値をアピールしました。

また同氏は、上田市の医療体制の脆弱性を危惧しており、

「(上田市には)新しい病院が必要毎年、建設資金を積み立てる基金を設けて、道筋をつける。」

と付け加えるなど、市議時代から力を注いでいる医療や福祉サービスの充実に、よりまい進する意思を表明しました。

【金井忠一(かないちゅういち)氏プロフィール】

生年月日:1950年7月14日
出身地:長野県上田市
出身校:長野県立上田東高校
党派:無所属
主な経歴:25年にわたり上田市職員を務めたのち、1995年同市議選に初出馬して当選。5選を経て挑んだ前回市長選では、現職の母袋市長に約1万5,000票の差で敗退している。

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長引く広域連合ゴミ処理施設問題の解決が最大の争点

同市では現在、3カ所のゴミ焼却施設が稼働しているものの、老朽化が進んで処理能力が落ちている状況であり、最大量を処理している上田クリーンセンターに至っては、20~25年とされている耐用年数を大幅に超える、32年目の稼働を迎えています。

長引くごみ処理施設問題を解決に導く、強いリーダーシップを持った新市長の誕生を望む声が高まる中、大物政治家の秘書や衆議院議員として、国との太いパイプを持つ寺島氏への期待の声が大きくなってます。

とはいえ、地方自治体職員としての実務経験では、土屋・金井両氏の方が豊富であり、市議や県議としてのキャリア面でも、両氏は寺島氏に勝るとも劣りません。

以上のことから、今選挙は寺島氏を本命として、前回市長選において敗れはしたものの、共産党支持層や市民有志を中心に、約2万8,000票を集めた金井氏が対抗、それを土屋氏が追う形で進んでいくものとみられています。

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