(画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/中央市)

任期満了に伴う山梨県中央市長選挙は、3月18日告示され、25日に投開票が行われます。当記事では25日の即日開票に合わせ、どこよりも早く且つ正確に結果速報を更新していきます。

立候補したのは、新人で同市市議を務めた山村一氏(66)と、現職市長である田中久雄氏(70)の2候補で、奇しくも前回市長選と同じ顔ぶれによる一騎打ちの選挙戦が、いよいよクライマックスに近づいています。

なお、25日の投票時間は午前7時から午後8時まで、17日時点での中央市選挙人名簿登録者数は、2万4,654人(男1万2,193人、女1万2,461人)となっています。

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最新の開票結果

   山村一  6,444票
当選 田中久雄 7,380票
 

3期12年にわたる田中市政への評価が争点

前回市長選挙の雪辱を期する山村氏は、「人口が減る中、このまま市政を子世代に託すことはできない。」と、昨年12月に出馬を決意。

選挙戦がスタートした18日、午前10時ごろから開催された出陣式において同氏は、

「(12年に及んだ現市政は)マンネリ化が進み停滞感がある、若者が元気に働き高齢者が安心して生活できる環境を考え、住みたい町ナンバーワンを目指したい。」

と現市政からの脱却による、新しい政策が必要であるという考えを、集まった約450人の支援者に訴えました。

また、市財政悪化の元凶は、税金の無駄使いにあると指摘し、庁舎・学校・公民館など公共施設の建設に重きを置いている、現市政の「箱もの行政」を痛烈に批判。

保育園の完全無償化や、18歳までの医療無料化などといった、福祉サービスの拡充を公約に掲げ、

「(箱ものにこだわらない)質の高い行政サービスを、スピード感を持って実行したい。」

と、その実現に尽力していく構えを併せて強調しました。

【山村一(やまむらはじめ)氏プロフィール】

生年月日:1952年
出身地:山梨県
出身校:山梨県立市川高校
党派:無所属
主な経歴:高校卒業後は宝石職人になり、33歳の時に知人と宝飾会社を設立した。1995年旧玉穂町議になり、2006年からは合併した中央市で市議を務めている。2014年の前回市長選では、現市長の田中氏にわずか1,800票ほどの差で敗れている。

一方、4期目を狙う現職の田中氏は、任期中に実現させた、市庁舎の統合や学校給食センターの建設などを挙げ、

「約束してきた政策は、全てめどがついた。」

と、自身の実績について胸を張りアピールしました。

とはいえ、同じく政策公約として掲げていた田富北小の移転や、玉穂庁舎の改修は実現していないとし、次期市政においてそれを完成に導きたいと、続投への強い意欲をにじませています。

また、実に約1,000人の支援者が駆け付けた出陣式においては、9年後に開業が予定されているリニア中央新幹線についても、

「新駅から最も近い市として、足腰の強い市づくりが重要。」

と言及。

熱く第一声を締めくくったあとは、応援に駆け付けた中谷真一自民党衆議や県議、周辺の12市町長とともに「頑張ろうコール」を上げ、意気揚々と選挙カーで市内に繰り出しました。

【田中久雄(たなかひさお)氏プロフィール】

生年月日:1948年1月2日
出身地:山形県中央市(旧田富町)
出身校:山梨県立甲府南高校
党派:無所属
主な経歴:高校卒業後、田富町役場に採用され、2002年には同町教育長に就任。2006年新設合併で誕生した、現中央市の初代市長を決める選挙に同年4月挑戦し、元田富町長である山口氏を破り、市長に就任した。

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「多選」として自粛が求められる4期目挑戦への賛否

今回の中央市長選では、確かにリニア開通に備えての基盤整備や、人口減少への歯止めなども争点に挙げられていますが、何より合併後の市政を一手に担ってきた、現市長である田中氏続投への是非に、その焦点が集まっています。

実は、今回田中氏が目指している「4期目」とは、地方自治体の条例において自粛が推奨されている「多選」に当たり、極めて強い権限を持つ市町村単位の首長が多選すると、行政組織の硬直化によって市政が停滞してしまうという、批判の声も多く出ています。

そして、市政の刷新を訴える山村氏は、今回の雪辱戦に臨むにあたりかなり長い時間をかけて地固めを行っており、その結果を受けて同氏は、

「前回選挙より、女性や若い世代からの支持層が増えたと手ごたえを感じている。」

と語っています。

依然、現職の田中氏優勢は否めないものの、山村氏の出遅れが敗因の1つとなった前回市長選の結果からみて、投票率が上がり浮動票が増えてくれば、逆転で新市長誕生という目もあるのではないか、という見方も出てきています。

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