ツムラの企業CM「漢方は、人から人へ。」篇が心に染み入るような仕上がりで、見るたびに感動してしまいます。
同CMは「漢方は自然から、人から人へ、そして、あなたへ」というメッセージを軸に、漢方薬がどこから生まれているのかにフォーカスしつつ、患者の手元に届くまでのストーリーを伝えているのですが、そのメッセージ性もさることながらCMソングやナレーターの声・出演女優といったすべての要素が素晴らしく、素直に内容と向き合うことができますね。
そこで今回は気になるCMに携わった人たちの情報について、それぞれ深掘りしてみることにしました。
CMソングの詳細をチェック!
まず歌詞・メロディともに素晴らしい今回のBGMは、CM用のオリジナル・ソングであり、タイトル等は特段付けられていない模様です。
作詞を清水 亨司さん・作曲を岩崎 慧さん・そして編曲とピアノ演奏を山下 宏明さんが務めたとの情報は突き止めたものの、CD発売や配信の予定等も今のところなさそうですね。
歌唱を担当するのは、シンガーのAnn Sally(アン・サリー)さんという人物です。
1972年8月17日生まれ・愛知県名古屋市出身Ann Sallyさんは、2001年のデビュー以来、オリジナルアルバムを数々発表しながら、日本全国及びアジア地域で演奏活動を行っているシンガーですね。
紅白歌合戦のテーマ曲や映画の主題歌「おかあさんの唄」、CMの歌唱を務めるなど、その唯一無二の歌声は幅広く浸透しています。
暮らしの中で緩やかに芽吹いた日々の想いが、ほころぶ花のように芳醇な歌声は、「漢方は、人から人へ。」篇のコンセプトにピッタリと言えるでしょう。
加えてAnn Sallyさん自身が2児の母親でありながら、心臓内科医としても活躍する医療関係者です。
出演女優とナレーターは誰!?
Ann Sallyさんの歌声をバックに優し気な表情でほほ笑む出演者の女性は、Gunn’s所属のモデル・秦 まり子(はた まりこ)さんになります。
秦さんは石川県の出身で、171センチの長身を生かし、学生の頃からモデルとして活躍していらっしゃいますね。
モードな雰囲気とナチュラルなイメージを併せ持つ独特の雰囲気が魅力で、活躍の場は多くの広告やファッション雑誌、そしてファッションショーと多岐にわたります。
プライベートの趣味は旅行であり、特技は書道ということですね^^
【石橋けい】
CM 『コンコルド』(山内ケンジ監督)
謎が謎を呼ぶ、静岡で話題のCMに今年も出演しております。https://t.co/rszayv5sgv pic.twitter.com/Dey64gZmzQ
— 吉住モータース (@y_motors) January 18, 2020
そしてナレーションを務めるのは、女優の石橋 けいさんです。
1992年・14歳のときにドラマ「NIGHT HEAD」にてデビューを果たした石橋さんは、翌年に東映連続ドラマ「有言実行三姉妹シュシュトリアン」で次女役・山吹 月子を演じて注目を浴び、東日本キヨスクCM のイメージガールにも抜擢されました。
またウルトラマン「~ティガ」「~ダイナ」「~ガイア」の平成ウルトラ3部作すべてに出演を果たしたという、希有な経歴をお持ちですね。
一方で2000年、タ・マニネ第2回公演「悪戯」(演出:岩松 了)にて初舞台を踏んだことをきっかけに演劇の世界にも意欲を持つこととなり、佐藤 信演出「リア王の悲劇」「朝焼けのマンハッタン」、tpt「桜の園」など、硬派な作品にも次々と出演しています。
ちなみに今回のCMは、高知県越知町、仁淀川町、熊本県唯一の離島の町である御所浦などで撮影されました。
ロケ地となった越知町の農事組合法人「ヒューマンライフ土佐」は、ツムラの国内契約栽培拠点の1つであり、生薬栽培を通じた地域の活性化や生薬の持続可能な栽培に向けた森林再生事業、越知中学校への出前授業などを通じ、地域交流が図られているそうですね。
そういった縁もあって「漢方は、人から人へ。」篇には、実際に生薬を栽培している農家の方々が出演されています。
今回のCMにはAnn Sallyさん・秦 まり子さん・石橋 けいさんらの他に、漢方の現場を下支えする方たちも関わっているわけですね!