東芝の苦情クレームはどこに言えばよい?窓口を調査

誰もが知る大手電機メーカー、「東芝」

エネルギー・社会インフラ・ストレージ・ICT等、人と地球の明日を支える“社会の基盤”となる事業に取り組んでいるといいますが、苦情・クレームといった生の声を届けることができる問い合わせ窓口は設置されているのでしょうか?

苦情クレーム受付窓口や問い合わせ電話番号、メール問い合わせフォーム等を調べてみました。

併せて東芝の特徴や強みについても紹介したいと思います。

東芝への「ご意見」は、お問い合わせフォームにて!

(画像引用:https://toshiba.semicon-storage.com/)

さて東芝の公式サイトをチェックしてみると、同社は内容に応じて、複数の問い合わせ窓口を設置していることが分かりました。

その多くが「製品・サービスについてのお問い合わせ」窓口なのですが、「お問い合わせ先がご不明な場合のお問い合わせ」時に活用できるという、次のような送信フォームも設置されています。

■お問い合わせ(ご意見)
東芝へのお問い合わせ(ご意見)送信フォームは、こちら
※問い合わせの内容により、担当部門へ確認が必要な場合、回答に時間が掛かる可能性あり。また土曜日・日曜日・年末年始ほか、休業日に届いた問い合わせについては、翌営業日以降の回答となる

出典:お問い合わせ|東芝

本フォームに関しては、「このフォームでは、(株)東芝へのお問い合わせ(ご意見)を受け付けております」との案内が添えられていました。

“ご意見”という表現を見る限り、疑問・質問のみならず苦情・クレームに類する内容も、こちらのフォームから送信すれば良さそうです。

なお、こちらのフォームと対を成す電話窓口は設置されていないようでしたが、「株式会社東芝 総合ご案内センター」なる窓口の連絡先が、お問い合わせページの一番下に掲載されていました。

問い合わせ内容の指定がなく、また“総合案内”と記されている当たり、苦情・クレームを電話で伝えたい場合には、こちらに連絡を入れて良いものと推察します。

■株式会社東芝 総合ご案内センター
住所:〒105-8001 東京都港区芝浦1-1-1
電話:03-3457-4511
※生活家電・映像製品・パソコン・メモリなどに関しては、「東芝ブランド許諾商品等」(※後述)に記載されている窓口に問い合わせる

出典:お問い合わせ|東芝

その他の問い合わせ窓口については余りにも数が多いので、公式サイトの「お問い合わせ」ページに掲載された情報をチェックしてみてください。

東芝の強みや特徴とは…?

最後に、東芝という企業自体についても、もう少し深掘りしてみましょう。

同社の沿革をひも解くと、東芝の初期の歴史には、2つの流れがあると理解できます。

その一つである田中製造所は、1875年に、日本で最初の電信設備メーカーとして設立されました。

創立者である田中久重氏(1799-1881)は、からくり人形や万年自鳴鐘などを発明し、若い頃からその名が広く知られていた存在。

田中製造所は1893年に芝浦製作所と名を改め、1904年には株式会社芝浦製作所が創立し、日本の重電メーカーの源流の一つとなります。

もう一つは、エレクトロニクスの流れですね。

1890年に白熱舎が、最初の白熱灯製造会社として創設。

後に、さまざまなエレクトロニクス製品を開発し、1899年には東京電気と改名されました。

1939年には、それぞれの分野でのリーダーであったこれらの2つの会社が合併。

東京芝浦電気株式会社となります。

このような長い歴史とブランド力は、確かに東芝の強みであったと考えますが、2015年に発覚した不正会計問題による社会的信用低下や、海外原子力事業の損失などにより、同社は創業以来最大の危機を迎えました。

しかしながら、これらを契機として、家電や映像事業をはじめ、医療機器事業やメモリ事業の譲渡を行うなど、「総合電機メーカー」から、エネルギーやインフラ、デバイスを中心とした事業ポートフォリオに転換。

2018年には新たに「人と、地球の、明日のために。」を主文とする経営理念、「新しい未来を始動させる。」という存在意義、そして大切にすべき4つの価値観からなる「東芝グループ理念体系」が制定されます。

そして現在の東芝は、創業以来長年にわたり培ってきた製造業としての幅広い知見や実績と、情報処理やデジタル・AI技術を融合した「CPS(サイバー・フィジカル・システムズ)テクノロジー」をベースに、カーボンニュートラル達成やレジリエントなインフラ実現をリードするインフラサービス領域、および社会・情報インフラをリードするデバイス領域に注力し、事業のデジタル化を進めながら付加価値の高い製品・サービスを提供することで、さらなる成長に向けて進化し続けているのだとか。

持続可能な社会に貢献するべく、幅広い事業領域にて製品・サービスをグローバルに提供してる点が、現在の東芝の特徴と言えそうです。

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この記事へのコメント一覧

  1. 寺本隆雄 2023年9月21日 12:18

    東芝やはり上場廃止となりそうです。当然の成り行きでしょう。1個人のユーザーのクレームが大企業の動向を左右するとは思えませんが、以前、大阪茨木サービスセンターにポータブルテレビのバッテリーが破裂寸前で持ち込んだ時、「新しいバッテリー買って持ってこい」とのことで、新品バッテリー購入して再度持参した時、点検も受け付けず「文句いう前に新品を買え!」とニベもない対応。これが東芝の根底かとあきれました。かような社風がえんまんしている会社が伸びるとはとても思えない。アフターケアーのメンバーがユーザーを見下して対応する会社が東芝の社風なのか。これからは東芝製品を期待しないよう心がけたい。

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