これまでも、著作権に絡んでは様々な議論を巻き起こしてきたTik Tok。
Tik Tokを通じて手掛けた楽曲の知名度が上がり、ファンの増加につながった!と喜ぶアーティストもいるようですが、当然ながら、無断で作品が使用される状況をこころよく思わない人々だって存在します。
「浦島坂田船」も、自分たちの音楽がTik Tokで流されることを嫌がっていると耳にしたのですが、こちらの情報には明確な根拠があるのでしょうか?
随分と騒ぎが大きくなっているようで、噂の「情報源」が知りたくなってきたため、リサーチを進めました。
「浦島坂田船」とはどのようなグループなのか
渦中の「浦島坂田船」は、ニコニコ動画などを中心に活動を続ける男性音楽グループです。
うらたぬき、志麻、あほの坂田、センラの4人から構成され、全員が動画サイトにて生放送を行う「生主」出身の歌い手である点が特徴ですね。
グループ名にちなんで、浦島坂田船のファンは「crew(クルー)」と呼ばれていますが、SNSなどをチェックしたところ熱心なクルーが多数見受けられ、人気の高さが伺えました。
メジャーデビュー後のチャート推移も好調で、商業的な面からも注目を集めている存在だといえそうです。
Tik Tokに向けられたクルーたちの非難の声とは?
さて、Twitterを中心に関連の投稿を調べたところ、以下のような声が多数寄せられていました。
・Tik Tokさん、浦島坂田船のように本人たちが無断転載を禁止しているグループの音楽を勝手に使わないで!
・本人が嫌がっているから、浦島坂田船を動画のBGMにしている人たち、すぐに削除してください。変なアレンジを入れたりして、クルーのことも敵にまわすよ?
・浦島坂田船のメンバーが嫌って言ってるんだからさ、Tik Tokで曲を勝手に使うのやめようよ。本家の良さを分かってない人たちに、素敵な音楽をおもちゃにされたくない
などなど、噂どおり「本人たちが嫌がっている」ということを前面に押し出した非難の声が目に付きますね。
しかしながら、「本人たちが嫌がっている」こと自体の根拠がなかなか見付からず苦労したのですが、どうやら関連の発言は「ツイキャス」の場で行われたということが判明しました。
浦島坂田船のメンバーがツイキャスを通じ、自分たちの音源をTik Tokで無断使用することはやめてほしいし、既にある動画も消してもらいたいと訴えたそうなのです。
そして、この発言を受けたクルーたちが、「ほかならぬアーティスト自身が嫌がっているのだから、楽曲の使用はやめよう」と、Tik Tokや各種SNSで働き掛けを始めたというのが、一連の騒動の顛末ということでしょう。
確かに手塩にかけた創作物が、自分の手を離れたところで勝手に解釈され利用されていると感じたら、当事者として良い気分はしないですよね…。
いろいろと考えさせられることの多い今回の出来事でした。
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