不動産業界に携わるならば是非とも取得しておきたい宅建資格ですが、宅地建物取引士(宅建士)の試験は高い専門性が求められる国家試験であることから、その合格率は決して高いものとはいえません。
平成30年度は10月21日に試験が実施されたばかりで、合格発表が行われる12月5日まではまだ間がありますし、多くの受験生がこの「狭き門」を通過できたかどうか、気に掛けているところでしょう。
そこで今回は、例年の傾向や受験生たちの口コミをもとにしつつ、今年度の宅建試験における予想合格ラインや合格率はどのあたりになるか、独自の見解を示していきたいと思います!
宅建試験、近年の合格状況は?
宅建試験は、受験者数に応じて合格点数が変化する「相対評価方式」を採用しているため、その年によって合格点数が変わるのが特徴ですが、宅地建物取引士と名称が変更となった平成27年以降・直近3年間の合格率は、いずれも15%台で推移しています。
過去10年間で合格率がもっとも高かった平成21年度の試験でさえ17.9%という数値なので、合格率のみで論じてもかなりの難関であることは明らかであり、今後も同じような状況が続いていくでしょう。
なお、合格ラインは2年連続で35点という数字が出ていますね。
宅建試験は1問1点の配点方式で、50問50点満点で実施されます。
50点中35点で合格と聞くと、7割を取れればパスできる計算ですから、「そう難しいラインではないのでは?」と感じる方もいるでしょうが、それでも合格率は15%程度に留まるわけですから、問題自体の難易度もかなり高いと判断せざるを得ません。
平成30年度の合格ラインと合格率を予想!
さて、気になる今年の合格状況を予想していきましょう。
受験生たちの声に耳を傾けると、平成30年度試験の難易度に関しては、「例年と同じか、比較的解きやすい問題が多かった」という感想が多く寄せられているようです。
なので、例年の状況を鑑みて一つの基準となっている「7割=35点」に少し上乗せし、「36点」あたりが合格ラインになってくると予想します。
36点を確保できていれば、とりあえず安心しても良いのではないのかというところですね。
ちなみに合格率についても、やはりここのところの平均値となっている「15%台」程度に落ち着くのではないでしょうか。
この先も大きな変更点が入らない限り、15%という数字が大きく逸脱することはないような気がしています。
ということで私の予想としては、「合格ライン36点・合格率15%」という数字が目安になってくるのでは?という考えですね。
正式な結果が開示されるまでなかなか気の休まることがないとは思いますが、多くの受験生の皆さんの努力が結実することをお祈りしております^^
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