最近ジャンルを問わず、雑誌の休刊が多いですよね。
誰もがネットで簡単に情報を検索できるようになったという時流もあり、仕方ないことなのかなあとも思うのですが、なかなか寂しいものです。
一時代を築いた雑誌がいきなり休刊することもあるので、実害を受けることもありますね^^;
「あの雑誌でいつも情報収集をしていたのに、これからどうすれば!?」という具合です。
「スキージャーナル」の休刊も、そのような「雑誌難民」を多く生み出したのではないかと思います。
時代の流れに勝てなかった「スキージャーナル」
今回ピックアップする「スキージャーナル」は、スキージャーナル株式会社が刊行していたスキー専門の月刊誌です。
1966年に「冬樹社」から刊行され、その後独立したかたちですが、50年以上の長きにわたって多くのスキーヤーたちから愛読されていました。
ウィンタースポーツであるスキーが月刊誌として扱われるということ自体がすごいのですが、オフシーズンにはニューモデルの最新情報を扱うなどして、トピックを維持していたようです。
そんなスキージャーナルもやはり時代の流れには勝てなかったのか、2018年1月に休刊が決定し、同時に、発行元となるスキージャーナル株式会社も倒産してしまいました。
となると、気になるのが代替となるスキー雑誌です。
おそらく多くの読者は、「スキーグラフィック」や「skier(スキーヤー)」への移動を検討されているのではないでしょうか?
しかしながら、厳しい状況はこちら2雑誌も変わらないはず。
休刊の危険性はないのか、調べてみました。
「スキーグラフィック」や「skier(スキーヤー)」は大丈夫?
今回休刊となったスキージャーナルと後に挙げた2冊の雑誌の間には、同じ「スキー」というスポーツを扱っているという共通項はあるものの、明確な違いも存在しています。
まず、スキージャーナルの発行元は「スキージャーナル株式会社」で、その名が示す通り、雑誌の低迷が会社の存続にストレートに影響し、結局は倒産・休刊という結果を招いてしました。
一方で、スキーグラフィックは株式会社芸文社、skierは株式会社山と溪谷社によって刊行されているため、あくまで企業の「一部門」という扱いです。
ですから、会社の経営への影響度という点で、スキージャーナルの後を追うようにすぐ休刊…ということはないと思われます。
とはいえ、スキーという「季節もの」のスポーツを取り上げているという点は変わりませんし、それでなくても書籍の売り上げが落ちている状況ですから、「会社の経営を圧迫する」と判断されれば、やはり休刊ということも考えられるでしょう。
内容がマニア向け過ぎて、大衆が手にしづらいという指摘もありますから、休刊までとはいかずとも、近い将来に何らかのテコ入れがある可能性も否定できないと思います。
全ての書籍の内容が平準化してしまうのも何だか味気ない気がしますが、難しいところですね。
私としては、いくら電子書籍やネットが普及したとしても、紙のページをめくる感覚が大好きなので、今後も多くの雑誌が存続してくれることを願うばかりです。
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