(画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/留萌市)

任期満了に伴う北海道留萌(るもい)市長選挙は、18日告示され、25日に投開票が行われます。当記事では25日の即日開票に合わせ、どこよりも早く且つ正確に結果速報を更新していきます。

立候補したのは、前副市長の中西俊司氏(61)と、元NHK記者の庄司清彦氏(53)のいずれも新人・無所属2候補で、長らく無投票での市長就任が続いていた同市としては、実に20年ぶりとなる選挙戦の幕が切って落とされました。

なお、25日の投票時間は午前7時から午後8時まで、2017年12月1日時点での留萌市選挙人名簿登録者数は、1万9,133人(男9,121人、女9,992人)となっています。

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最新の開票結果

当選 中西俊司 6,784
   庄司清彦 5,904
投票率32.73%

現職市長後継候補と市政刷新派激突の構図

現職である高橋市長の強い後押しを受ける中西氏は、運営の発表では、約500人という多くの支援者を集めて行われた出陣式において、40年以上にわたる行政に携わってきた経験を強くアピールしました。

また、自らも副市長としてかじ取りに加わった現市政について、市立病院の維持、子ども達の教育施設の改築・耐震工事等、市民の生命と子ども達の安全確保など、多くの成果が得られたと主張。

さらに、

「多くの市民が我慢して、先の道が見えるようになった。これまでの市政から先の市政へ向け、留萌を良くしていく」

と述べるとともに、

・若手人材育成と中高年層の雇用拡充、既存市内企業や新規開業へのサポートによる「生活力向上」
・留萌ブランドの向上や、一次産業の復興などといった町おこしによる「稼げる留萌つくり」
・防犯・防災への取り組みや、各福利厚生制度の整備による「市民の安心」

を政治公約の3本柱に掲げ、市内各所で熱弁をふるっています。

【中西俊司(なかにししゅんじ)氏プロフィール】

生年月日:1956年12月29日
出身地:北海道留萌市
出身校:道立留萌高校
党派:無所属
主な経歴:留萌市役所に採用、総務部財政課所属となり、企画財政部企画調整マネージャーや政策経営室長、産業建設部長を歴任後、2010年同市副市長に就任し、2期を務めた。

一方、昨年12月の出馬表明時に地元北海道新聞の取材に対して、

「ジャーナリストとしての経験を、ふるさとのために役立てたい。」

とその決意を答えた庄司氏は、今回の選挙における大きな争点の1つであるJR北海道留萌本線の廃止について、地価の下落につながるとして反対する姿勢を示しています。

これは、廃止を事実上容認している自民系の現職市長の方針と相対するものであり、路線維持活動を進めている民進党と利害が一致、事実同氏は民進党からの支援を受けて選挙戦を行っています。

またその公約として、学校給食に用いる食材の自然食化と無償化を宣言するとともに、併せて岩手県紫波町の複合施設「オガール」を成功例に挙げて、

「どこに重点的に投資をするかは市民との対話により決めるが、人が集い市民が楽しめるような施設に投資をしたい」

と、自らが描く市政方針を有権者に訴えながら、市内をくまなく回っています。

【庄司清彦(しょうじきよひこ)氏プロフィール】

生年月日:1964年8月11日
出身地:北海道留萌市
出身校:北海道教育大学・筑波大学大学院
党派:無所属
主な経歴:元小学校教諭、ジャーナリストとして北海道放送でディレクター・プロデューサーを経験、その後NHKに入社し記者を務めていたが、選挙出馬に先立って退局。過去には北海道大学公共政策大学院で、非常勤講師を務めている。

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久しぶりの市長選として注目が集まれば庄司氏にもチャンスあり

元来、市町村規模の首長選挙では、知名度と支持基盤を持つ現職候補が圧倒的に有利であり、副市長として市政の第一線を担い、現職市長の後継に指名された中西氏が優勢に選挙戦を進めることは明白です。

しかし、選挙に「絶対」はなく対立候補が立った以上、中西氏陣営も危機感を持って臨む必要があります。

しかもこの留萌市の場合、高橋現市長が初当選から3期目に至るまで、一度も選挙をしないまま市長に就任しており、長きにわたる無投票での市長誕生・留任に対する、不安と不満の声が、有権者から出ているのも事実です。

20年ぶりの市長選挙として有権者の関心が高まり、併せて投票率が上昇して現市政に対する不満の声が「浮動票」という形で庄司氏に流れれば、「大番狂わせ」が起きる可能性もわずかですが残されています。

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