新型コロナウイルスの感染や肺炎が国内外で広がりをみせる中、“今夏の五輪・パラリンピックが中止になる”との話が持ち上がり、1月30日のTwitterでは「東京オリンピック中止」がトレンド入りを果たしました。

大会組織委員会は「そのような事実はない」として、五輪中止は誤情報であると強調していますが、今後の状況は余りにも不透明ですし、「東京オリンピック中止か 新型肺炎対策でIOCとWHOが協議」といった報道が実際になされていることも相まって、“本当に東京オリンピックは中止になるかもしれない”との見方が強まっていますね。

そのような中、一部の人々からは「またも“AKIRA”の予言が的中してしまうのか…」という驚きの声が上がっています。

曰く、マンガ「AKIRA」が預言書のように現在の出来事を言い当てているとのことですが、同作を読んでいない方にとっては全く意味不明なやり取りかと思いますので、解説を加えることにしました。



「2020東京五輪」は予言されていた!?

今回改めて話題となっている「AKIRA」は、講談社の青年マンガ誌・週刊ヤングマガジンにて1982年12月20日号より連載が開始された作品です。

物語の冒頭では、1982年12月6日午後2時17分・関東地区に新型爆弾が使用されて第3次世界大戦が勃発したというショッキングなニュースが提示され、そこから場面が一気に37年飛んで、2019年・かつての東京は大戦後、東京湾上に建設された「ネオ東京」へと生まれ変わり、翌年にオリンピック開催を控えるまでに復興を遂げたというところから物語はスタートします。

ご覧のとおり、“2020年に東京オリンピックが開催される”というストーリーは既に現実のものとなっているわけで、この点に関しては既にテレビ等でも取り上げられ、“作者である大友 克洋は予言者か!?”と注目を集めました。

こちらの一件だけでも中々に衝撃的であると感じるものの、現在騒がれている予言の内容は、更に子細なものとなっています。

実はアニメ版「AKIRA」のワンシーンに、「東京オリンピック 開催迄あと147日」という看板が映し出される部分があるのですが、その下の壁に「中止だ 中止」「粉砕」といった穏やかならぬ落書きが確認できるのです!

これに注目したファンたちが「東京オリンピックの開催決定のみならず、中止になるという予言も的中しそうな状況…」「粉砕というワードが、コロナウイルスに成すすべもなく混乱する私たちの現状を的確に表している」と、戦慄しているわけですね…。

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「AKIRA」は未来の日本を言い当てている…?

なお「AKIRA」の世界では、軍が秘密裏に進めていた「超能力開発」の成果が暴走し、誰もコントロールできなくなってしまうという展開が描かれているのですが、これを“原子力の暗喩ではないか?”とする解釈は以前から見受けられました。

また「前総理の行った税制改革の歴史的失敗である」というセリフに注目し、“この前総理こそ、安倍首相なのではないか?”と指摘する声もありますね。

このような一致と、作者である大友さんが発した「1本1本の線に“雲になれ”“建物になれ”と、呪いを込めて描いた」といった言葉から、「AKIRA」は念の込められた預言書であるという見方は非常に根強いのです。

ちなみに「AKIRA」の時代設定が2019年であったことに関しては、同作の連載が開始された1982年が第2次世界大戦終結から37年後だったので、その時間幅をそのまま作中の第3次世界大戦後に当てはめたのだろうといわれていますね。

そして現実に開催された1964年の東京オリンピックがそうであったように、戦後復興の象徴として、ネオ東京においてもオリンピックが開催される運びになった…というわけです。

幸い現時点で第3次世界大戦は勃発していませんが、「AKIRA」の予言…というよりも“警告”が現実のものとならぬよう、願わずにはいられません。

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