(画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/沖縄市)

任期満了に伴う沖縄市長選は、15日告示され、22日に投開票が行われます。当記事では22日の即日開票に合わせ、どこよりも早く且つ正確に結果速報を更新していきます。

立候補したのは、新人で元市議の諸見里宏美氏(56)と、現職の桑江朝千夫氏(62)の2候補。

普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する、翁長雄志現沖縄知事の支援を受ける新人候補と、移設を推進したい与党側現職との代理戦争が、すでに終盤戦に入っています。

なお、22日の投票時間は午前7時から午後8時まで、14日時点での沖縄市選挙人名簿登録者数は、11万171人(男性5万2,496人、女性5万7,675人)となっています。

スポンサーリンク?

最新の開票結果

   諸見里宏美 17,609票
当選 桑江朝千夫 32,761票

1万人アリーナ建設の是非を巡り両候補の主張が対立

今回の市長選では、県全体を巻き込んだ基地移設問題に加え、現職である桑江氏が推進する、1万人規模の多目的アリーナ建設についての論戦が激化しています。

出馬に際しアリーナ建設費用や、運営財源確保の根拠が示されていないと、計画見直しを主張した諸見里氏は、告示後開催された公開討論会において、

「(現市政の計画を)凍結する、その上で計画を再検証すべきだ。ハコ物よりも暮らしの応援が優先なのではないか。」

と訴えました。

また同氏は、所得が200万円以下である世帯が過半数であるうえ、生活保護受給者数も県平均の1,5倍に達している現状を鑑み、

・給食センター・学校・市営住宅などの建設
・市内全域での循環バス整備
・待遇改善による保育士不足解消と待機児童ゼロ

などといった、生活に密着した市サービスの充実にこそ、財源を投じるべきだと主張しています。

【諸見里宏美(もろみさとひろみ)氏プロフィール】

生年月日:1961年11月8日
出身地:沖縄県沖縄市
出身校:沖縄国際大学短期大学部経済科
党派:無所属
主な経歴:地元小学校のPTA会長を務めたのち、市・県のPTA連合会会長も歴任。2010年沖縄市議選に初当選し、教育・福祉関連への政治活動功労が認められ、2013年には文科大臣賞を受賞した。

一方、アリーナが人を呼び込み市を発展させると、計画推進をしてきた桑江氏は同じ討論会の中で、

「(アリーナの)本体工事は、150億円を超えない範囲で整備するめどが付いており、総事業費も国に9割補助を求めている。」

と、その進捗状況について説明。

併せて完成後は、プロバスケットの試合やコンサートを誘致し収益を上げ、市活性化資金として運用していく考えを示しました。

また、自身の1期目の実績として、

・14億円の税収増加
・失業率14,5%から7,17%に改善
・高齢者のインフルエンザ予防接種の無料化
・保育所定員を約2,5倍に増員

などを挙げ、2期目でさらなる成果を上げると宣言しつつ、選挙カーで精力的に市内を駆け巡り、有権者に支持を訴えています。

【桑江朝千夫(くわえさちお)氏プロフィール】

生年月日:1956年1月11日
出身地:沖縄県沖縄市
出身校:日本大学法学部
党派:無所属
主な経歴:大学卒業後サラリーマン勤務を経て、いずれも故人となる小渡三郎衆議院議員の公設秘書、渡辺美智雄衆議院議員の私設秘書を経験。1994年沖縄市議会議員に初当選、3期務めた後、2006年の沖縄市長選挙に出馬するも、社民党などからの推薦を受けた東門美津子氏に、わずか2千票余りの僅差で惜敗。しかし前回の同市長選では、東門氏の引退に伴い後継候補のなった島袋氏を僅差で退け、市長に就任した。

スポンサーリンク?

秋に予定されている沖縄知事選の趨勢を左右する重要な前哨戦

沖縄県は、秋の県知事選を筆頭に6市で首長選が行われる「選挙イヤー」となっており、いずれも基地移転問題を最大の争点に知事派と与党派に分かれ、各候補が激しく争っています。

そして、すでに南城・名護・石垣の3市で選挙は終了しており、知事派候補が幸先よく南城市で勝利するも、その後は連敗し負け越しています。

南城市長選挙2018結果速報!選挙日や立候補者、情勢予想も紹介
(画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/南城市)任期満了に伴う南城市長選は、1月14日に告示され、同21日に投開票が行われます。当記事では21日の即日開票に合わせ...

名護市長選挙2018結果速報!選挙日や立候補者、情勢予想も紹介
(画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/名護市)任期満了に伴う沖縄県名護市長選挙は、1月28日告示され、翌2月4日に投開票が行われます。当記事では2月4日の即日開...

石垣市長選挙2018結果速報!選挙日や立候補者、情勢予想も紹介
(画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/石垣市)任期満了に伴う沖縄県石垣市長選挙は、3月4日告示され、11日に投開票が行われます。当記事では11日の即日開票に合わ...

県内第2の都市である沖縄市で、何とか対戦成績をイーブンに持ち込みたい知事側陣営ではありますが、陣頭に立つべき翁長知事の膵臓に腫瘍が見つかり手術を控える身で、諸見里氏の出陣式にもその姿はありませんでした。

健康的に理由から、陣営のトップである翁長知事が精力的に応援活動できない状況にある一方、桑江氏を全面支援する与党陣営は告示前の段階から、二階俊博自民党幹事長ら有力幹部を現地に送り込むなど、組織的に同氏再選へ全力を尽くしています。

ただし、加計・森友問題やその後の文書偽造問題などの影響で、このところ政府与党の推進力が弱まっていることを考えると、知事不在の現状でも与党反対派の浮動票が、諸見里氏に流れ込んでいく可能性もあります。

とはいえ、現時点では組織力に勝る桑江氏が僅差でリードしている模様ですが、市民の関心が高まり投票率がアップすればさらに接戦の様相を呈し、現新交代劇もありうるのではないか、とみられています。

スポンサーリンク?