新型コロナウイルスの感染が拡大する中、連日テレビに登場していらっしゃる、岡田 晴恵(おかだ はるえ)さんの存在が気になります。
余りの活躍ぶりに、一体どういった立場の方なのか詳しく知りたくなってきたのですが、彼女はいわゆる「医師」ではないのでしょうか?
また信頼の置けそうな大手メディアに限っても、その肩書が「教授」「特任教授」でバラついていることに気付いたので、彼女の正式な立場はどちらなのかに加え、教授/特任教授の違いについても押さえるべく、リサーチを進めました。
岡田 晴恵のプロフィールをチェック!
岡田晴恵さんの白鴎大学での職名が特任教授から教授になっている‥
契約が変わったのかな‥?
過去のスクショが残っていたので比較。 pic.twitter.com/TkO3QOqJZw— いろは (@kribkh) March 14, 2020
まずは岡田さんのプロフィールについて知るべく、彼女が勤務するという白鷗大学教育学部の「教員紹介詳細」ページに目を移します。
するとそこには「職名 教授」と、しっかり明記されていました。
しかしながら、少し前の同じページ・同じ項目欄には「職名 特任教授」との記載があったらしく、Twitter等には当時のスクリーンショットが残るとともに、“いつの間に職名が変わったのか”“教員紹介ページの記載だけでなく、実際に彼女の職が変わったという事実はあるのか?”という疑問の声が数多く寄せられていましたね。
このような状況を鑑みれば、岡田さんの実際の立場が変更されたか否かは確かではないものの、白鷗大学側が何らかの意図を持ち、敢えて記述を「教授」としたことはほぼ間違いないでしょう。
ちなみにその他のサイトに掲載された岡田さんのプロフィールに目を移すと、その経歴については「共立薬科大学(現・慶應義塾大学薬学部)大学院薬学研究科修士課程 修了、順天堂大学大学院医学研究科博士課程中退、医学博士」との説明があります。
この「医学博士」というのも、医師とは違うのか、少々気になりますよね。
いずれにせよ、プロフィール欄は「厚生労働省国立感染症研究所ウイルス第三部研究員、(社)日本経済団体連合会21世紀政策研究所シニア・ アソシエイトなどを経て、現在、白鴎大学教育学部教授。専門は感染免疫学、ワクチン学」と続いており、岡田さんが様々なフィールドで活躍中の方であると伺い知ることができました。
教授と特任教授の違いは?「医学博士」の意味も!
岡田晴恵という、医療崩壊を起こしかねない全数検査に固執する医師ヅラした薬学者(医師ではない)は、論文も読まず業績も鑑みない下調べの不十分なマスコミに珍重される、疫病アイドルと化した。私はこの女の言説を信じない。 pic.twitter.com/eUtswpomQu
— Z旗新聞社 (@zshinbun) March 15, 2020
岡田さんの経歴を押さえたところで、改めて彼女を取り巻く肩書の意味に目をやってみましょう。
まず「特任教授」とは、近年全国の大学に広がる特任教員ポストの一つであり、業務としては専任教員に準じた仕事を分担するか、大学によっては専任教員とは異なる給与などの処遇を受けることを前提に、一定範囲の業務にのみ従事するそうですね。
ただし、いずれも任期は1~5年などに定められており、再任は認めない場合が多いです。
特任教授のポストに就く理由は様々ですが、専門性の高い分野で実務家として働いてきた方が大学教員に招聘された際、特任教員として遇されるケースなどがあるといいますね。
そしてその性質上、特任教授というポストは、大学側の人件費を抑えることにも一役買っているのだとか…。
こういったポイントを理解している層からは、「岡田氏は実際のところ特任教授なのに、正規に雇用されている教授の身分であると、各メディアで触れ回っているのでは?」といった指摘も寄せられています。
とはいえ先ほども触れたように、白鵬大学のアナウンスも「教授」と言い換えられているため、彼女が“昇進”した可能性もあるかもしれません。
ちなみに「医学博士」とは、“医学系の博士課程を修了している”ことを意味するワードです。
それゆえ、医学博士=医師との図式は成り立ちません。
医師とは医師免許を持つ人のことですから、医師であり医学博士である方も当然いらっしゃるのですが、両者は別物ということになります。
岡田さんのプロフィールには「医学博士」の文言があるものの、医師とは書かれておりませんので、彼女は医者ではないということみたいですね!