世界210を超える国や地域の加盟店ネットワークで利用することができる、「Mastercard」。
Mastercardでは、はじめてクレジットカードをお持ちになる方から海外出張で世界をかけめぐるビジネスマンの方まで、あらゆる方々のライフスタイルやニーズに合ったMastercardクレジットカードを用意していると言いますが、そもそもMastercardのビジネスとはどういったものなのでしょうか?
また、Mastercardに絡む苦情・クレームがある場合にはどこへ連絡を入れると良いのでしょうか?
今回はMastercardの苦情クレーム受付窓口や問い合わせ電話番号、メール問い合わせフォーム、特徴や利用メリット等を調べてみました。
「Mastercard」って何の会社…?
初めに押さえておきますと、「Mastercard」は“世界の決済業界におけるテクノロジー企業”であり、Mastercard自体は直接カード発行を行っておりません。
お客様情報も管理していないため、お問い合わせ内容については、「恐れ入りますが、お客さまのMastercardカードを発行しているカード発行会社のオンライン料金案内サービスあるいはコールセンター等に直接ご連絡ください」と案内されていますね。
そういったわけで、Mastercardカードの苦情・クレーム連絡先…というテーマからすると今一つスッキリしない結論にはなりますが、Mastercard利用時のトラブルに関しては、基本的に“各Mastercard発行会社へ連絡を入れる”ものと理解しておきましょう。
Mastercardの名を騙るフィッシング詐欺に関しても、以下のようなアナウンスが見られます。
〇マスターカード”を装うEメールにご注意ください
Mastercardのブランドのついたカードをお持ちのお客様に対し、Mastercardや、カード会社及び金融機関から、口座や個人情報をたずねるメールを送ることは一切ありません。こうした詐欺メールを受け取った際は、直ちにメールを削除し、口座や個人情報開示の呼びかけには応じず、また添付やリンクを開いたりしないようにしてください。
万一、このような詐欺による被害の疑いがある場合は、直ちにお手持ちのカードの発行会社および警察にご連絡ください。
Mastercardはフィッシングをはじめ、あらゆるオンライン詐欺対策を講じることに尽力しています。24時間体制でウェブのプロパティを保護するとともに、インターネット上のあらゆる犯罪の撲滅に積極的に取り組んでいます。
つまりMastercardの役割はあくまでもウェブのプロパティを保護するといった“対策を講じる”ことで、実際に詐欺被害が発生した場合の相談先はカードの発行会社や警察になるというわけですね。
ちなみにカード発行会社のお問い合わせ電話番号などは、カードの裏面、あるいはご利用明細に記載されています。
加えてカード発行会社の一覧が、こちらの「お手持ちのカードに関するお問い合わせ」ページに記載されていますから、問い合わせの際には目をとおしてみてください。
「Mastercard」自体の連絡先をチェック!
とはいえ、Mastercard自体が一切自社の連絡先を共有していないわけではありません。
Mastercard公式サイトのトップページ下部を見ると、苦情・クレームを受け付けているのか…というより、どういった問い合わせに対応してくれるのかも不明ながら、次のような連絡先を確認することができました。
〇連絡先
Mastercard
〒150-8512
東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー16階
TEL: 00531-11-3886(日本よりのフリーダイヤル)
同じくトップページ下部の「サポート」という項目より、「グローバル緊急連絡先」のファイルをダウンロードすることも可能ですね。
また「Mastercardへのお問い合わせ/FAQ」ページに目を移すと、Mastercardのプロモーションに関する窓口の案内も。
〇Mastercardのキャンペーンについて
各プロモーションに関するお問い合わせにつきましては、下記窓口にて受け付けております。
Mastercardキャンペーンダイヤル
電話:0120-770-361
営業時間:9:00~18:00(土日祝含む)
なお、今回紹介した電話窓口に対応する問い合わせ用のメールフォームなどは見当たりませんでした。
以上、これといった連絡先を一つ紹介できるわけではないため分かりづらいですが、問い合わせ時の参考になれば幸いです^^
Mastercardのメリットは?
さて前述のとおり、Mastercardでは、お客さまに対して直接カード発行を行わず、お客様情報も管理しておりません。
全てのMastercardカードはMastercardのライセンスを取得したカード会社および金融機関より発行されているため、年会費、年利、お支払方法(分割・リボ・ボーナスなど)、旅行傷害保険、特典など、Mastercardマークの付いたクレジットカードのサービス内容についても、各カード発行会社により設定が異なりますね。
しかしながら、世界で最も多くの場所にて使えるという点は、共通のメリット。
加えて、ゼロライアビリティーによる保護を受けられることも、Mastercardの特長といえるでしょう。
もう少し具体的にお伝えいたしますと、Mastercardの利用は不正使用から保護されており、Mastercardのカード発行会社は不正使用から生じた支払いについて、カード会員に責任を追及することはありません。
Mastercardカードの会員には、加盟店、テレフォン・ショッピング、オンライン・ショッピング、携帯電話などのモバイルデバイス、ATMによる支払いに関して、ゼロライアビリティーが適用されるためです。
Mastercardカード会員は、①カード会員がカードの紛失、盗難に対して適切な防衛対策を講じている場合、②カードの紛失または盗難に気付いた際、速やかにカード発行会社へ連絡している場合 という2つの条件を満たしていれば、不正使用の請求に対して、支払いの義務はありません。
アカウントに不正使用があることが疑われ、かつ、上記の条件を満たす場合、ゼロライアビリティーによって保護されるので、安心できますね。
ただし、ビジネス用カード、登録不要のプリペイドカードまたはギフトカードなどのMastercard支払カードは、ゼロライアビリティーの適用外。
いずれにしても、ゼロライアビリティーの適用範囲に関する質問や、お手持ちのカードに不正使用の疑いが生じた場合には、ただちにカード発行会社へ連絡を入れましょう。
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